「火」も「男」も、小学1年生で習う簡単な漢字です。
なのに「火男」なんて言葉は初めて聞いた!という人も多いのではないでしょうか?
「火の男」だから、火を消す「消防士(しょうぼうし)」?
それとも江戸時代の消防士である「火消し(ひけし)」?
・・・残念ながらどれも違います。
ただ、読み方を聞けば絶対知っているある「モノ」ですよ!
「火男」の読み方のヒントは・・・?
「火男」が表す「あるモノ」とは、お面です。
かまどの火を竹筒で吹くような表情をしてみてください。
さあ、そんな顔のお面・・・ありますよね?
「火男」の読み方の答えは・・・
正解は、そうです!「ひょっとこ」でした!
ひょっとこは、口をとがらせたユニークな表情の男性のお面ですよね。
神楽において滑稽(こっけい)な役の道化がかぶるお面として誕生した「火男(ひょっとこ)」。
頬かむりをしていたり、左右の目の大きさが違ったりするのが特徴です。
ユニークな表情と動きで道化の役である「火男(ひょっとこ)」ですが、かまどの火を竹筒で吹くことから「火を守る神様」「かまどの神様」なんですよ。
ちなみに神楽で「火男(ひょっとこ)」と対で使われる女性の面「おかめ」は、「福を招く神様」です。
「火男(ひょっとこ)」の読み方とともに由来も覚えたら、人に自慢できる豆知識になりますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!