漢字読み講座

【今日の難読漢字】「瑞西」「風袋」「仮寝」「憤り」「無粋」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「瑞西」

「風袋」

「仮寝」

「憤り」

「無粋」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「瑞西」です!

一文字目の漢字は「瑞」、「しるし」や「おめでたい」というような意味がある漢字です。

「ずい」や「みず」と読みますが、これに「西」を加えたこの漢字。

めでたい西?いったい何でしょうか?

 

「瑞西」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」3文字の国の名前です。

ヒント➁ ヨーロッパにあります。

ヒント③ 国旗は赤に白十字です。

 

「瑞西」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「スイス」です!

正式名称はスイス連邦といい、「永世中立国」という言葉が真っ先に浮かぶのではないでしょうか?高級時計を作っている国としても有名ですね。

また、中立国と聞くと戦争と無縁な気がしますが、何とスイスは国民皆兵を国是としているのをご存じでしょうか?

 

基本的には20歳になると徴兵しなければならず、多くの成人男性は予備役もしくは民間防衛隊として有事に備えています。さらに、各家庭には銃が貸与されていて、いつでも有事に備えているんだとか・・・。

そのため、スイス傭兵の精強さはヨーロッパの歴史からみてもかなり有名とのことですが、基本的な戦略は、拒否的抑止力。スイスを侵略しようとした敵国の方が、国際社会から非難される、という構図を作り紛争を未然に防いでいるとのことです。

 

こういう平和的な考え方が、どの国でもできればいいのになと思うのは私だけではないはず。何よりも平和が一番ですね!

2つ目の漢字は「風袋」です!

「風」に「袋」と書く「風袋」。

 

「風」や空気を入れる「袋」といえば「風船」が真っ先に思い浮かびますが、どうでしょうか?

 

でも、そもそも「風」って「袋」に入るのか疑問です・・・。

 

今回の漢字は料理をする方にとってはサービス問題となりますが、いきなり主題されると間違ってしまうほど難しい読み方をします。

 

さあ、ヒントを見ながらチャレンジしてみましょう!

 

「風袋」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 料理で使う「はかり」を使うときは、まず「風袋」をはかりましょう。

ヒント③ カンガルーなどは「有袋類」と言いますね。

 

「風袋」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ふうたい」です!

 

「風袋」とは、「品物を入れたり包んでいる包装用の袋や箱など」をいいます。

料理をするとき、小麦粉や材料をはかりで量るとき、「粉を入れている器の重さ」はゼロにしますよね?

そのときの「器」こそが「風袋」です。

 

また、ここから転じて「実質に対する外観」や「上っ面」なども意味します。

 

料理では「風袋」はゼロにしますが、自信の「風袋」はゼロにしないように気をつけましょう!

3つ目の漢字は「仮寝」です!

「仮寝」と書いてなんて読むかわかりますか?

 

仮に寝ることだから、(かみん)と思った人は惜しい!

 

(かみん)は「仮眠」と書きます。

 

ひらがなで、4文字で表してみてください。

 

「仮寝」の読み方のヒントは?

「仮寝」(かりね)とも読みますが、(かりね)の場合の意味は

 

「一時的に短時間眠ること」

 

を意味します。

 

「仮眠」(かみん)と同じ意味ですね!

 

ここでの意味は

 

「寝ようとする意思はないままに、うとうとと眠ること」

 

です。

 

「転寝」とも書きます。

 

英語で表すと

 

「nap」

 

です!

 

何と読むかわかりましたか?

 

「仮寝」の読み方、正解は……

正解は……

 

「うたたね」

 

です!

 

もともとは、「現寝」(うつつね)からきているようです。

 

「現」(うつつ)には、現実、実在、正気といった意味もありますが、【夢心地】といった意味もあります。

 

うとうとして、夢か現実かわからないところから「眠っているのか起きているのかわからない仮の状態で寝ている」=「仮寝」(うたたね)となったようです。

 

あったかい日に「仮寝」すると、幸せな気分に包まれます。

 

そういう日はもう起きたくない…。

 

ずっと夢心地のままで過ごしたいですね!

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

4つ目の漢字は「憤り」です!

「憤り」と書いて、なんと読むか分かりますか?

怒りというイメージで正解ですが、怒りの中でも、もっと深い怒りを表せる言葉です。

自分の感情で、どこにもぶつけられない怒りがモヤモヤと湧いてくることありませんか?

それが「憤り」です。

さて、なんと読むでしょうか?

「憤り」読み方のヒントは?

「理不尽な対応をされることに、憤りを感じる。」

「ペットを可愛がるだけで世話しない人に、強い憤りを覚える。」

「ずさんな管理に、憤りを感じる。」

「あの時気が付かなかった、自分に憤りを覚える。」

など、軽く流せない怒りに対して使います。

「無神経な人に、憤りを隠せない。」

なんて言い方は、怒りを隠せないのですからかなり強い怒りですよね。

嫌な事は隠さず、いっそ顔に出した方がいいのかも知れません。

「憤り」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇り」です!

さあ、もうわかりましたか?

「憤り」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「いきどおり」

です!

 

怒りはストレスにしかなりません。

上手に付き合っていきましょう!

5つ目の漢字は「無粋」です!

「無粋」と書いて、なんと読むか分かりますか?

同じ読み方で、不粋と書くこともあります。

どちらも意味は同じで、「粋」を打ち消す言葉となっています。

さて、「無粋」と書いてなんと読むでしょうか?

「無粋」読み方のヒントは?

もちろん粋ではないことです。

気の利かない、ちょっと無神経なこと、野暮な事などの事をいいます。

意味のない、失礼な質問ばかりを繰り返す記者会見などは、実に無粋ですね。

流れを無視して発言する時に「無粋な質問ですが」とつけたりしますが、こちらは自覚して無粋と使っているので至って普通であり、無粋なことにはなりません。

ちょっと無神経な人などは常に「無粋」であります。

なんでも人のことに口出しをするのは「無粋」です。

しかし無粋な人は口下手なだけで、ただ純粋なのかもしれません。

反対の言葉は、粋な、洗礼されている、垢ぬけているという言葉になります。

「無粋」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「無粋」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ぶすい」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!