今日の難解漢字は、
「倫敦」
「侮る」
「是式」
「作務衣」
「妄り」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「倫敦」です!
そのまま読むと、「りんとん」ですが、訓読みにすれば誰かの名前のようにも見えますね。
でもこれは、偉人などの名前ではありません。
倫理の「倫」は「人が修め、守るべきみち」のような意味があり、「敦」には「手厚い」のような意味があります。
この2文字の組み合わせだと、何か大切な教えのようにも思えてきますが、正解はどうでしょうか!?
「倫敦」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは都市の名前です。
ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ バッキンガム宮殿があるところです。
「倫敦」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ロンドン」です!
「ロンドン」といえば、世界史などでも習った「産業革命」がヨーロッパでいち早く起こったイギリスの首都です。
「ロンドン」は歴史的にも古く、世界文化遺産がなんと4つもある都市ということを知っていましたか?
どれもとても有名ですが、ロンドン塔、キューガーデン、ウェストミンスター宮殿、グリニッジ。
このグリニッジは天文台があった場所として登録されていますが、皆さんご存じ、世界地図の緯度(縦の線)の始まりの場所。
このことから、「ロンドン」は今も昔も名実ともに「世界の中心」といっても過言ではありませんね!
2つ目の漢字は「侮る」です!
「侮る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
懺悔(ざんげ)や悔しいの「悔」ではありません。
相手を軽く見て馬鹿にするという意味です。
女性や年下、子供などがすぐ侮られやすいです。
馬鹿にされた方は、見下されているのはすぐにわかりますし、
軽く見られているのがわかると、やっぱり腹が立ちますものね。
さて、「侮る」と書いてなんと読むでしょう?
「侮る」読み方のヒントは?
侮るの反対語は、敬う(うやまう)、崇める(あがめる)です。
人の事を侮っている人は、敬う気持ちが少ないのかも。
他人を侮るのではなく、敬えば物事がスムーズに行くのに、
と思うも侮っている方は悪気はない事がほとんどです。
くれぐれも人の事は侮るべからず。
「侮る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇る」です。
実は侮られているのは自分だった。というオチもよくあります。
「侮る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あなどる」
です!
人の事を侮るのはやめておいた方がいいです。
自分に返ってきますよ!
3つ目の漢字は「是式」です!
「〇〇式」というように、「式」が最後に付く言葉はたくさんありますよね。
「連立方程式」「立式」「数式」「略式」のように、「一定のやり方・手本」を意味する「式」。
「結婚式」「開会式」「除幕式」のように、「一定の作法の伴う行事」を表す「式」。
「式」には、2通りの意味があるんです。
それでは「是式」は何と読むのでしょうか?
そして、どのような意味があるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「是式」の読み方のヒントは・・・?
読み方は、ひらがなで「〇〇しき」の4文字です!
「是」という漢字には、「ぜ」という読み方もありますが、ここでの読み方は違います。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「是式」の読み方の答えは・・・?
正解は、「これしき」でした!
「これしき」と聞いても、「どういう意味?」とお思いになることも多いのでは?
そんな人も、「何の是式(なんのこれしき)」という言葉は知っているのではないでしょうか!
「これくらいどうってことない」「まだまだ大丈夫」という言葉ですよね。
その中の「是式」は、「物事の程度や内容が問題とするに足らない」という意味です。
また、賄賂(わいろ)・袖の下(そでのした)を婉曲に表現する際にも「是式」を使うことがあるんですって!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「作務衣」です!
「作務衣」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「さくむい」になりますが、もちろん間違いですよ。
衣類であることは想像がつきますが…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「作務衣」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- お坊さんが作業着として着ている服
- 最近は部屋着やおしゃれ着としても
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「作務衣」の読み方!正解は!?
正解は「さむえ」です。
「さむい」と読まれることもありますが、一般には「さむえ」と読まれる場合が多いようですね。
「衣」は普通は「衣装(いしょう)、更衣(こうい)」のように「い」と読むため、「え」と読むのは難読だといえるでしょう。
作務衣は禅宗の僧侶が掃除などの日々の作業を行う際に身に着ける作業着です。
上下に分かれていて、上は長袖で前の紐を蝶結びにして合わせます。
下は長ズボンのような形です。
最近ではちょっとおしゃれな部屋着や、動きやすい外出着としても人気があるようですね。
5つ目の漢字は「妄り」です!
「妄り」の読み方をご存じでしょうか?
「妄」という字は「妄想(もうそう)」の「もう」ですが「もうり」と読むのは間違いです。
あなたもきっと耳にしたことがある言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「妄り」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇り」の3文字
- 「思慮せず」「むやみに」「好き勝手に」
- 妄りに出歩かないようにしましょう
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「妄り」の読み方!正解は!?
正解は「みだり」です!
よく耳にする言葉ですが、漢字にすると読みにくいですね。
「妄」という漢字は「道理がわからない」「筋道がない」といった意味を持ち、「妄り」も「秩序なく、好き勝手に物事を行うさま」「道理に反するさま」といった意味。
たとえば「みだりに金を遣うよは良くない」「みだりな言動は嫌われる」などと使うことができます。
また「みだり」と読める漢字には「妄り」の他に、「乱り」「濫り」「漫り」などがあります。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!