今日の難解漢字は、
「仲違い」
「青玉」
「首魁」
「慧い」
「鞄」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「仲違い」です!
「仲違い」と書いて、なんと読むか分かりますか?
仲の違いが出るという意味で使われる「仲違い」。
でも(なかちがい)ではありません。
ちょっと珍しい読み方かもしれません。
さて、「仲違い」と書いてなんと読むでしょうか?
「仲違い」読み方のヒントは?
「仲違い」は元々仲が良かったり、状態が近かったもの同士が仲が悪くなるという意味です。
学生時代あんなに仲が良かった友達と、ふとした意見の食い違いから引くに引けなくなって、仲が良かった分仲が悪くなったりした事がありませんか?
他にも何かのきっかけで、連絡しなくなったりと関係が悪くなることを指しています。
「違える」が一致しなくなったという意味なので、一致していたことが前提の言葉です。
「仲違い」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇い」です。
「違う」は(ちがう)という読み方だけではありません。
さて、もうわかりましたか?
「仲違い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なかたがい」
です!
「違える」は(たがえる)です。
読み方を聞けば納得するのではないでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。
2つ目の漢字は「青玉」です!
「青玉」・・・その名の通り、「青い玉」のこと?
そうとしか思えないこの漢字ですが、実はある宝石を表す漢字なんですよ。
何と読むのか?
どんな宝石なのか?
さっそく見ていきましょう!
「青玉」の読み方のヒントは・・・?
「青玉」は、「せいぎょく」とも読むある宝石の名前です。
その宝石のヒントです!
- 9月の誕生石です。
- 神からモーゼが与えられた十戒はこの石に刻まれていたという言い伝えがあり、神聖な石として知られています。
- その名の通り、青い色が美しい宝石です。
- ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、アレキサンドライトと合わせて「五大宝石」と称されています。
とてもメジャーな宝石のようですね。
青い宝石というのが大ヒントですよ!
「青玉」の読み方の答えは・・・
正解は、「サファイア」でした!
サファイアは、「青色」を表すラテン語「sapphirus」やギリシャ語「sappherios」に由来しています。
深い青色が美しく、王族や聖職者の着る式服の装飾にも使われてきた歴史のあるサファイア。
「青玉」と書かれるくらい青色のイメージが強いですが、実は紫やピンク、オレンジや黄色、緑色などカラーバリエーションは多彩です。
そして青色以外のサファイアは「ファンシーサファイア」と呼ばれています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「首魁」です!
「首魁」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体は見慣れたもの。
でも組み合わせると、何だか見慣れないですよね。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「首魁」読み方のヒント!
「首魁」は、全然読めない!という方もいるのでは?
また「くびこん」や「しゅき」と読んでしまう人も多いです。
「首」は「しゅ」と読み、「魁」も2文字の読みです。
「しゅ〇〇」の〇〇に当てはまるものを考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「首魁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しゅかい」
です!
「首魁」は、
「悪事や謀反などの首謀者、その張本人」という意味の言葉です!
映画やドラマ、小説などでは見聞きしたことがあるかもしれません。
「あの犯罪の裏には凶悪な首魁が潜んでいた」
「惨劇の首魁は、意外な人物だった」
など、裏で暗躍する人物や、悪の組織のボスを指して使われます。
一方、良い意味で使われることもあります。
その場合は「さきがけること」という意味にも使われます。
たとえば
「彼はこのプロジェクトで成功の鍵を見出した首魁だ」
というように使われます。
使い分け方が難しいので、前後の文章の意味合いで考えるといいですね。
これを機にスマートに読めて使えるようになりましょう!
4つ目の漢字は「慧い」です!
本日の難読漢字クイズは「慧い」です。
慧眼(けいがん)の慧ですね。
似ていますが、彗星の彗ではありません!
あなたは何と読みますか?
「慧い」の読み方のヒントは?
1.「慧い」をひらがなにすると3文字になります。
2.「慧い」の同義語には「シャープ」「英明」「鋭敏」などがあります。
3.『鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧かれ、というイエスの言葉をふと思い出し、』太宰治「斜陽」より引用
正解は…
正解は…「さとい」でした!
賢い、心が鋭い、気がきく、知恵のあるさまをあらわす言葉です。
仏教では物事の道理を正しく見抜く力、真理を明らかに知る力を指します。
また、感覚の敏感さを意味する場合も用いられます。
例:この子は耳が慧いね!
「慧」の音読みは「ケイ」「エ」、訓読みは「慧い(さとい)」「(慧い)かしこい」です。
「慧」を使う熟語
戒定慧(かいじょうえ):仏教の修行に重要な教え。戒律・禅定・智慧の三学。
慧給(けいきゅう):賢く弁舌が巧みなこと。
悪智慧(わるぢえ):悪字を上手く成就させる頭のはたらき。
慧可断臂(えかだんぴ):なみなみならぬ求道の思いをあらわすこと。
哲・怜・敏・嶷・聡・黠…
全部「さとい」と読む漢字です!実はたくさんあるんですね。
5つ目の漢字は「鞄」です!
今回の難読漢字クイズは「鞄」です。
もちろん「かばん」でも正解ですが…
他の読み方を考えてみましょう!
「鞄」の読み方のヒントは?
1.「鞄」をひらがなにすると、5文字になります。
2.「鞄」の別名はフランス語で「rivière de bronzage」、英語で「tanning river」。
3.「鞄」を作る作業は、古代エジプト時代から行われています。
正解は…
正解は「なめしがわ」でした!
動物の「皮」を剥ぎ取り、毛を除去して腐敗しないよう加工すると「革」になります。
皮を革にする工程が「なめし」と呼ばれる作業です。「鞣し」と書かれるケースが多いですね。
歴史が古いのはタンニンなめし、エジプト時代から行われています。次が1858年にドイツで開発されたクロムなめし、そして両者の工法を合わせたコンビネーションなめしが有名です。
日本独自のなめしとしては、牛皮を加工する姫路白鞄(ひめじしろなめしがわ)、鹿皮を加工する甲州印伝革などがあります。
「鞄」の音読みは「ハク・ホウ・ホク・ボク・ビョウ・ヒョウ」、訓読みは「かばん」「なめしがわ」、漢検準1級、14画の漢字です。
ちなみに「鞄」だけでなく、「鞣」「靼」「韋」も「なめしがわ」と読みますよ!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!