「遐い」の読み方をご存じですか?
「遐」は「暇」という字に似ていますが「ひまい」とは読みません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「遐い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「と○い」の3文字
- 訓読みです
- 離れている、という意味があります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「遐い」の読み方、正解は・・・
正解は
「とおい」
です!
「とおい」には「遠い」という漢字がありますが、「遐」には「はるか」という訓読みもあり「はるか遠い」という意味になります。距離だけではなく時間や文化が離れた意味として使われることもあり、「遠」よりもさらに広大なイメージがあります。
「遐」を使った言葉はいくつかありますが「遐寿(かじゅ)」はものすごく長寿であること、「遐福(かふく)」はとても大きな幸せ、永遠の幸福という意味があります。いずれも縁起の良い言葉として書道などで使われることがあります。いずれも「遠」という文字で置き換えるのは難しい表現ですね。
同じ読み方があって、似たような意味だったとしても、普段と違う漢字が使われている時は何か特別な意味が含まれていることが多いです。もし「遠い」ではなく「遐い」という表現を見かけたら、その字を使った意味について考えると面白いのではないでしょうか。