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アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で「生命の科学」という意味があります。
古代インドから伝えられているインドの伝統医学のことで、現存する医学の中でも最も古いといわれております。
医学というと難しいイメージがありますが、病気の治療と予防や健康の維持促進のための自然と調和した方法です。
この記事ではアーユルヴェーダの考えを参考にした、良い睡眠習慣の取り入れ方を紹介します。
3つのエネルギー
アーユルヴェーダの考え方には、体と心を支える3つのエネルギーがあります。
それをそれぞれ「ヴァータ(風のエネルギー)」「ピッタ(火のエネルギー)」「カパ(水のエネルギー)」と言います。
細かくアーユルヴェーダを取り入れたい方は、まずは自分の体質がどのエネルギーに近いのかをチェックする必要があります。
以下では体質に関係なく、すぐ取り入れられるアーユルヴェーダの快眠法を解説します。
アーユルヴェーダを参考に睡眠の質を上げる方法
現代人は忙しすぎて、自分の体のことを後回しにしてしまがちです。
睡眠の質を上げることは自分の体を大切にすることにつながります。
まずは取り入れやすい3つの方法を習慣化させましょう。
夜10時までに就寝し日の出の1時間半前に起床
アーユルヴェーダの考え方では、時間帯によって優位に立つエネルギーが違います。
カパの時間帯(夜6時〜10時まで)に就寝をすることによって、活動するエネルギーが貯蔵されます。代謝も落ちている時間のため寝付きもよく、睡眠も深くなります。
遅くても10時半までには就寝しましょう。
朝はヴァータが優位な時間帯(朝2時〜朝6時)6時までに起きることで気持ちの良い目覚めを得ることができます。
日の出前に起きることで、頭がすっきりし排泄も自然とすませることができます。
軽めの夕食
アーユルヴェーダの考え方では、体質によって食べた方が良いとされる食べ物も違います。ですが全ての体質に共通するのは夜は消化力が落ちてしまうので、昼よりも軽めに食べることをおすすめしています。
さらに消化力を上げるために、食後に軽く散歩をし、軽めのヨガなど心地よい活動をするのもおすすめです。
ナツメグ入りのホットミルクを飲む
就寝の2時間前に少しだけナツメグが入ったホットミルクを飲むと、良い眠りに入ることができます。
ナツメグには鎮静効果や疲労回復の効果があるとされていますが、毒性もあるので入れすぎには注意しましょう。
簡単なアーユルヴェーダを取り入れ良い睡眠を手に入れよう
アーユルヴェーダはとても奥が深く、複雑です。全てを網羅することはアーユルヴェーダ初心者にとっては難しいかもしれません。
まずは無理のない範囲で少しずつ生活に取り入れていくことをおすすめします。
3つのアーユルヴェーダの快眠法を習慣化させ、質の良い睡眠を手に入れましょう。