「抱き枕を使うとどんな効果があるの?」
「抱き枕の健康効果を知りたい!」
「精神的にも身体的にも効果があるって本当?」
この記事を読まれているあなたは上記のような疑問をお持ちかもしれません。
フワフワ素材やもっちり感触、かわいいアニマル型など幅広く様々な素材やデザインから人気を博している抱き枕。
「見た目や触り心地の良さだけで買ったけど、結果的に邪魔になっただけだった…。」なんてことになったら残念ですよね。
購入前には抱き枕の効果をしっかりと確認しておくべきです。
ということで本記事では、抱き枕の持つ効果を6つ紹介していきます。抱き枕の購入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
抱き枕を使うことの効果一覧
- 腰痛の緩和
- 肩こりの改善
- むくみの解消・予防
- いびきの解消
- 精神的な癒し、ストレス解消
- 妊娠中の負担軽減
抱き枕の効果は、主に上記6つになります。
それぞれ細かく解説していきましょう。
抱き枕の効果①:腰痛の緩和
抱き枕には腰痛を和らげる効果があります。
理由は2つあります。
1つ目は、抱き枕を使うことで体圧を分散できるようになるからです。
体圧とは、身体とベッド・枕との接触面の間にかかる圧力の強さのこと。
腰痛持ちの方の多くは腰を反っている傾向があるため、通常の寝姿勢だと腰とベッドとの接触面がわずかになります。
そうすると、腰部にかかる体圧は高くなってしまいます。
一方で、抱き枕を抱きかかえるようにして眠ると、身体とベッド・枕との間の接触面積は大きくなりますよね。
接触面積が大きくなると、体圧は分散されます。
分かりやすく例えてみましょう。
手のひら全体で頬を押した後、同じ力をかけて人差し指だけで頬を押してみてください。
人差し指だけで押した方が、痛かったですよね。
それは頬と手との接触面が少なく、高い圧力がかかっているからです。
寝姿勢も同じで、腰とベッドとの接触面が少ない状態だと腰にかかる痛みが増幅していってしまいます。
ですので、腰とベッドとの接触面積を増やすことができる抱き枕には腰痛効果があるということになります。
2つ目の理由は、横向きで寝ることで最も楽な姿勢を取りやすくなるからです。
抱き枕を抱きしめて眠ると自然と横向き寝になりますよね。
横向き寝は、腰痛持ちの方の特徴である反り腰を解消しやすいのです。
実際に試してみて欲しいのですが、腰を反ったまま横向きで寝るのは難しいですよね。
さらに、横向きで寝ると脚の曲げ方や曲げる角度によって腰の角度を簡単に調節することができます。
例えば脚を深く曲げれば腰も丸まりますし、浅く曲げればそれほど腰は丸まりません。
このように横向き寝は腰の角度を睡眠中に自由に変えることができるため、腰痛持ちの方にとっては一番楽な姿勢を保ち続けることができます。
抱き枕の効果②:肩こりの改善
抱き枕を使用すると、肩こりが改善されやすくなります。
肩こりの原因である血行不良を解消できるからです。
現代においては、長時間のデスクワークや長時間のスマホ使用をする機会が多くなってきていますよね。
このように長い間同じ姿勢で居続けると血行が悪くなり、肩や首へ疲労が溜まりやすくなってしまいます。
日中の生活だけで肩こりが引き起こされていることがわかりますよね。
それに加えて通常の枕だけで仰向け睡眠をとると、枕の高さが合わず首の筋肉が引き延ばされたり頚椎の形が不自然になってしまったりするリスクが高まります。
とはいえ横向きに眠ると肩に体圧の負担がかかりすぎて血行不良を加速させてしまう。
つまり、通常の枕だけで眠ることは、睡眠中にも肩こりの原因を生み出してしまっているということになります。
一方で抱き枕を使用すると、肩への負担を減らした状態での横向き寝を実現できます。
頭から肩、肩から腕の体圧が抱き枕に分散され、血行をスムーズに促すことができるからです。
このように、抱き枕は肩こり緩和に効果的なアイテムとなっています。
抱き枕の効果③:むくみの解消・予防
抱き枕は足をのせて使うことも有効的です。
1日十座って作業していたり、立ちっぱなしで仕事をしていると、足がむくむことがあるかと思います。
そんな時に抱き枕に足をのせて寝ることで、足が心臓より高い位置になり、重力によって血液やリンパ液を上半身の方へ戻すことができます。
寝ている間にむくみの解消・予防ができるのでむくみを感じやすい女性に特におすすめの使い方です!
抱き枕の効果④:いびきの解消
睡眠中に抱き枕を使うと、いびきの軽減や予防になります。
いびきは、仰向けで寝た際に舌が気道を狭めることで起こるからです。
横向きで眠ると、舌が気道を防ぐことはありません。
抱き枕に抱きつくと、自然と横向き寝になりますよね。
仰向けで抱き枕を使用するのは難しいはずです。
ですから、抱き枕の使用は横向き寝の継続につながり、いびきをかきづらくなるというわけです。
抱き枕の効果⑤:精神的な癒し、ストレス解消
抱き枕には精神的な癒し効果やストレス解消効果があるとされています。
抱き枕に抱きつくと、母親のお腹の中にいた時のような胎児姿勢を自然と取ることができるからです。
胎児姿勢とは、横向き寝で膝を抱え込むように丸くなる姿勢のこと。
胎児姿勢になると赤ちゃんが落ち着くという話は有名ですが、大人になってもそれは変わりません。
安心感に包まれながら眠ることができます。
また、抱き枕にはオキシトシンを分泌させる効果もあります。
オキシトシンはよく幸せホルモンと言われ、以下のような効果があるとされています。
- ストレスの緩和
- 不安や恐怖心の軽減
- 幸せな気分の増幅
実際に、2016年6月1日のNHKガッテン!では、抱き枕を抱きながら安心できる相手(家族や友人)と電話するとオキシトシンが出てストレス軽減になるという内容が放送されました。
に活用すれば、睡眠時以外にも抱き枕の安心効果を得ることができそうですね。
このように、抱き枕には安心感やストレス軽減といった効果があります。
抱き枕の効果⑥:妊娠中の負担軽減
妊婦さんが楽に寝ころぶために、抱き枕が使われることがよくあります。
妊婦さんが寝転ぶとき楽な姿勢と言われている「シムスの体位」を取れるからです。
シムスの体位とは、以下のような姿勢。
- 左半身を下にして寝ころびます。
- 左脚をまっすぐにし、右足を軽く曲げます。
- 左腕を背中側に逃がします。
もちろん、左右逆でも構いません。
抱き枕を使うことで、頭、お腹、足の三点を支え安定させることができるため、シムスの体位をより楽に取ることができます。
ということで、「眠れない」「睡眠が浅い」「寝苦しい」といった悩みを持った妊婦さんにとって抱き枕は非常に役に立つものとなっています。
抱き枕の効果についてまとめ
- 腰痛の緩和
- 肩こりの改善
- むくみの解消・予防
- いびきの解消
- 精神的な癒し、ストレス解消
- 妊娠中の負担軽減
抱き枕の効果についてまとめると上記のようになりました。
抱き枕を使うと心身ともに負担を軽くすることができます。
睡眠中に心身のケアができれば、日中も穏やかな気持ちで過ごせそうですよね。
抱き枕を使って、健康で晴れやかな毎日を過ごしてみてください。
この記事が、抱き枕の効果を知りたい方の参考になれば幸いです。
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