今回は「一段落」「冷笑う」「気触れる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「一段落」
「一段落」の読み方をご存知でしょうか?
「ひとだんらく」と読む人が非常に多いため半ば認められつつあるのですが、本来は間違いです。
それでは正しい読み方は?
「一段落」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 「ひとだんらく」と2文字しか違いません
以上の2つのヒントで考えてみてくださいね。
「一段落」の読み方!正解は!?
正解は「いちだんらく」です!
これはヒントの段階で、ほとんどの方が正解したかもしれませんね。
とはいえ「いちだんらく」と「ひとだんらく」、会話をしている途中で「どっちが正しいんだったっけ?」と迷ったことのある方は多いはず。
扱いは国語辞典によってばらばらで、「ひとだんらく」を間違いとしているものもあれば、「ひとだんらく」を補足として付け加えている場合もあります。
ちなみに、NHKでは、「いちだんらく」を伝統的な読み方として採用しているようです。
言葉は時代と共に変わっていくため、近い将来には「ひとだんらく」も正式に認められるかも知れませんね。
2問目はこの漢字!「冷笑う」
「冷笑う」の読み方をご存知でしょうか?
「あざわらう」と読んでしまった方が多いかもしれませんね。
「あざわらう」は「嘲笑う」と書くため、残念ながら不正解です。
では「冷笑う」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「冷笑う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 意味は、馬鹿にして冷ややかに笑うこと
- 「他人の失敗を冷笑うのは良くない」のように使います
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「冷笑う」の読み方!正解は!?
正解は「せせらわらう」です!
「冷笑う(せせらわらう)」は、熟語として「冷笑(れいしょう)」という言葉で表す場合もありますね。
類義語には、「嘲笑う(あざわらう)」「揶揄う(からかう)」などがあります。
どの言葉も似ていますが、少しずつニュアンスが違います。
比較してみると、以下のようなイメージでしょうか。
- 嘲笑う(あざわらう):馬鹿にして笑う
- 揶揄う(からかう):相手の反応を面白がって扱う
- 冷笑う(せせらわらう):冷たく見下すように笑う
言葉のニュアンスは、人によっても若干異なるかも知れません。
言葉は本当に難しいですね。
最後はこの漢字!「毛触れる」
「気触れる」の読み方をご存知でしょうか?
「きふれる」と読むのは、もちろん間違いです。
そんな日本語はありませんからね…
なかなかの難読漢字ですが、あなたには読むことができますか?
「気触れる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 「刺激物に触れて皮膚が炎症をおこす」ことをいいます。
- 「何かの影響を強く受けて行動や考え方が変わる」という意味もあります。
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「気触れる」の読み方!正解は!?
正解は「かぶれる」です!
ヒントで紹介したように、うるしや薬品などの刺激物が肌に触れることで、赤くなったり、かゆくなったりすることをいいます。
また、何かの影響を強く受けて行動や考え方が変化することも「かぶれる」といいますね。
普段の生活の中でよく耳にする言葉が、漢字で書かれると何のことかわからなくなることもしばしば。
この機会に「気触れる」の読み方を覚えておくと、ちょっとしたネタとして使えるかも知れませんよ。