漢字読み講座

【兆い】一兆円の「ちょう」ですが、「ちょうい」ではありません。

難読漢字に挑戦してみましょう!

今回は「兆い」の読み方です。

挑戦の「ちょう」にも似ていますが、「ちょうい」ではありません。

【兆い】の読み方のヒントは?

1.「兆い」は、昔から権力者に大きな影響を与えてきました。

2.その国によって、さまざまな「兆い」の方法が存在します。

3.好きな人ができると、つい「花びら兆い」してみたくなる。

【兆い】の読み方、正解は…

正解は…

「うらない」

でした!

「兆」の音読みは「チョウ」、訓読みは「きざし(兆し)」と「うらない(兆い)」。

「兆」は、左右対称になった亀の甲羅のヒビを表す象形文字です。

昔の中国で、亀の甲羅を焼いて水をかけ、ヒビを見て「うらない」をしていたのが語源とされています。

ちなみに左右のヒビは、同じく「うらない」と読む「卜(うら)」だといわれています。

※片仮名の「ト」ではなく、日本テレビの水卜麻美(みうらあさみ)アナウンサーの「卜」です。

「兆い」は表外よみ

「兆」という漢字は、小学4年生で修了する常用漢字ですが、「うらない」という読み方を習ったことはないと思います。

それもそのはず!

「兆」自体は常用漢字でも、「兆い」は「表外読み」だからです。

「表外よみ」は、常用漢字だけど学校で教えない読み方のことをいいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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イシカワマキコ
イシカワマキコです。日本語の奥深さが好きです! よろしくお願いします。