今日の難読漢字は
「三十三才」
「海狸」
「竹節虫」
「素描」
「刷子」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「三十三才」
女性には歳を聞いてはいけない、ましてや30代の方に・・・。
そんな「年齢」がずばり思い浮かんでしまう「三十三才」ですが、今回は「さんじゅうさんさい」とは読みません。
難読漢字の問題なので、ぜひ違った読み方にチャレンジして欲しいところです。
また、読み方の他にもその言葉が表すものについても知っていると完璧です!
さあ、若者でも老人でもないこの「三十三才」は、いったい何者だ!?
「三十三才」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇い」の5文字です。
ヒント➁ 冬の季語としても使われます。
ヒント③ 小さな鳥の名前です。
「三十三才」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「みそさざい」です!
「三十三才」とは、冬の時期に民家にも訪れる、10cmほどしかない小さな鳥のことです。
俳句や小説などにも度々登場する名前なので、文学好きの方ならご存じの方もいたことでしょう。
「三十三才」は「鷦鷯」とも表記され、むしろこちらの方が難読漢字には相応しいと思える漢字ですが、あえて「三十三才」と表現した方が文学的ですよね。
訪れる時期から、この「三十三才」は冬の季語としても使われますので、手紙を書くことがあったらぜひ活用してみてください!
2つ目の漢字は「海狸」
「海」+漢字1文字のパターンは、他にもいくつかありますよね。
「海」+「豚」=イルカ、
「海」+「豹」=アザラシ、
「海」+「象」=セイウチ など、海の生き物シリーズであることは間違いないようです。
でも、豹や象などと違って「狸」は何だか愛くるしいイメージがありますので、小型で穏やかな性格の動物だと推測できますが、いかがでしょうか?
「海狸」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 泳ぐことも得意ですが、かじるのも得意!
ヒント➁ 「〇ー〇ー」の4文字です。
ヒント③ 見た目は大きなネズミ??
「海狸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ビーバー」です!
「海狸」は、体長80cmくらいの中型の動物で、見た目は大きなネズミやカピパラに近い容姿をしています。
後ろ足に水かきがあり、泳ぎが大の得意。生態としても河川や湖、沼などで暮らしています。
また、もう一つの特徴が、大きな前歯。
「ビーバー」は草食動物ですが、1日になんと2kgもの草や木の皮を食べることでも知られていて、1m近い木の枝でも、ものの数分あれば丸裸にしてしまうほどの咀嚼力を持っています。
木の皮を剥くだけでなく、木そのものもかじり倒してしまうほどのパワーをもつ「海狸」は、もはや「狸」ではないような気がしてきました・・・。
3つ目の漢字は「竹節虫」
昆虫は、「節足動物」に分類されていることからも、「足に節ができている」生き物ですよね。
今回の漢字は「竹のような節の虫」・・・。
私は昆虫が大の苦手で想像するのも嫌なんですが、たいがいの昆虫の足は細くて節ができていて、まさに「竹のような節」と表現できるものと思っています。
そのため、「竹節虫」と言われても、ほとんど全ての昆虫が当てはまりそうですが、いかがでしょうか?
次のヒントを見ながら、特定の昆虫に絞っていきましょう!
「竹節虫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 名前に数字が入っています。
ヒント② 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 見た目は、木の枝や細い竹そのもの!
「竹節虫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ななふし」です!
そのまま「七節」という漢字でも表記されますが、この「七」は足が7本あるということではなく、単純に「たくさん」という意味で使われているそうです。
見た目は、まさに細い木の枝や竹の枝そのもの。森の中で葉っぱの上にいたとしても、何ら違和感もなく、見つけるのも困難な姿形をしています。
でも驚くのはその大きさ・・・。昆虫というからには、せいぜい数センチ程度だと思っていましたが、世界には50cmほどにもなる超大型の木の枝、もとい「竹節虫」がいるようで、そんなのが森にいるとしたら怖すぎます・・・。
自然と共存していた頃の古代の人間って、いろんな意味で尊敬してしまいます。
4つ目の漢字は「素描」
「素」と「描」から成るこの漢字ですが、「素」は「そのもの」や「何も加えていない生の状態」のような意味がありますので、「ありのままを描く」という、何とも素敵な言葉になります!
優れた画家の絵は、ただ見るだけで感動を与えてくれるものですが、まさに「素描」もそんな絵になるんだろうなと想像しちゃいますよね。
では、そんな素敵な言葉の読みはいったい何でしょうか?
音読みの「すがき」、「そびょう」も間違いではありませんが、ここはかっこよく決めてください!
「素描」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナ読みになります。
ヒント➁ 「〇〇〇ン」の4文字です。
ヒント③ 英語では「ドローイング」です。
「素描」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「デッサン」です!
確かに、絵を描くことを「デッサン」といいますよね!
「デッサン」とはフランス語で「絵を描く」ことを表し、英語では「ドローイング」と呼ばれています。
一般的には、鉛筆や木炭、パステルなどを用いて対象物を視覚的に捉えて描くことをいい、色をつける前段階のものを言います。
優れた画家は、同じ材料や道具を使って描いても、線の太さや強弱などで緩急をつけ、絵に生命を宿していきます。
有名なところでは、巨匠レオナルドダヴィンチが外せませんよね。
あのモナリザも、色の下にある「デッサン」には秘密の暗号や他の絵が隠れているなんて噂もありますし、まさに「素描」という字がぴったりです!
5つ目の漢字は「刷子」
漢字だけ見ると、「印刷屋の子ども」に見えなくもない「刷子」。
音読みにすれば「さっし」ですが、このままでは意味がよく分かりませんね。
今回の読み方は、ずばりその読み方だけで意味が通じるものとなりますが、何だか分かりますか?
一つ先に言えることは、「印刷」という概念は捨てた方がいいかも!?
「刷子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは平仮名表記とカタカナ表記の2つがあります。
ヒント➁ カタカナ表記の方は、「歯を磨く道具」を想像しましょう。
ヒント③ 職人さんや画家にとってはサービス問題!?
「刷子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「はけ」または「ブラシ」です!
今回は「さっし」でも正解ですが、「はけ・ブラシ」とも読みます。
「はけ」「ブラシ」は、動物の毛や植物の繊維、科学繊維を使って木やプラスチックの台座に植え付けた道具のこと。
デッキブラシとか歯ブラシ、ペンキやお好み焼きのたれを塗る「はけ」などがこれにあたり、おおまかに言えば掃除用具、塗装用具、調理用具になります。
2つの区別としては、穂先が長くてしなやかなものを「はけ」、短くて硬い方が「ブラシ」
といったイメージでしょうか。
いずれにしても、私たちの生活になくてはならない大事な道具ですね!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!