漢字読み講座

【今日の難読漢字】「掉尾」「徒心」「昵懇」この3つの漢字は読めますか?「掉尾」は株式市場に関係がある言葉です!

今日の難読漢字は

「掉尾」

「徒心」

「昵懇」

の3つです。

さあ、何と読む?

まず最初の難読漢字は「掉尾」!

文字数は「〇〇〇〇」4文字です。

「掉尾」読み方のヒントは?

いっけん読むのが難しそうですが、「掉尾」それぞれの漢字の”つくり”をよく見て、音読みしてみましょう。

「掉尾」の読み方、正解は…

ちょうび」または「とうび」と読みます。

「掉」は「ふるう」を意味する漢字で、「ちょう(とう)」と読むのがポイントですが、知っていないとわかりませんよね。

意味としては、「物事が最後になって勢いの盛んになること」「最後」となります。

分かってみればなるほど、という感じですね。

株式市場では、年末の株価上昇を表す「掉尾の一振」という決まり文句でよく使われます。

続いての難読漢字は「徒心」!

文字数は「〇〇〇〇〇」5文字です。

「徒心」読み方のヒントは?

「心」はそのまま読むとして、「徒」は訓読みになります。

分かるでしょうか?

「徒心」の読み方、正解は…

あだごころ」と読みます。

同じ読み方で、「徒花(あだばな)」という言葉もありますね。

意味は「まごころがなく移りやすい心。浮気心」になります。

読み方は難しいですが、わりと耳にしたことのあるような言葉でもありますね。

「徒」は「むだ」という意味になりますが、移り変わりやすい心である「徒心」も持つだけむだな心ということです。

最後の難読漢字は「昵懇」!

文字数は「〇〇〇〇」4文字です。

「昵懇」読み方のヒントは?

「懇」は、「懇親会」の「懇」ですね。

「昵」は、なんとなく「泥」に似ていますが、読み方は全く違います…。

「昵懇」の読み方、正解は…

じっこん」と読みます。

予想外の読み方だったのではないでしょうか?

「昵」には、「ちかづく」「なれる」「なじむ 」の意味があるため、「昵懇」の意味は「親しく打ち解けてつきあうこと」です。

「昵懇の仲」「昵懇な(の)間柄」「昵懇にしている家」 というふうに使われます。

言葉の成立経緯としては、もともとは「入魂(じゅこん)」だったものが、転じて「じっこん」となり、そこから「昵懇」ができたとする考えがあるそうです。

なんだかダジャレのようで、筋が通っており、言葉というのは面白いですね。

漢字の読み方の面白さとともに、言葉の面白みや深みを知ってもらえれば幸いです!