今日の難読漢字は
「日和見」
「鴫」
「粗描」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「日和見」!
3つの漢字からなる言葉ですが、どの漢字も小学校低学年で習う簡単なものばかり。
「ひわみ」や「ひわけん」、「びわみ」など音読みにするだけでもいくつか候補が出てきますね。
こういうケースだと発音や意味からくる当て字が筆頭になりますが、どうでしょうか?
ヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!
「日和見」の読み方のヒントはコレ!
意味は「天気をうかがう」です。
「自分の意見がコロコロ変わること」にも使われます。
「日和見」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひよりみ」です!
「日和見」とは、簡単に言えば「天気予報」のことです。
「日和」は「天気」を表す単語で、「天気を見る」→「日和見」となりました。
また、船を安全に航行するためには天候が良い事が一番。
そのため、良い船長というのは昔から天気予報の腕も一級です。
江戸時代においては、天気予報をするために事前に山に登って航海のルートを決めていたそうですが、このとき登る山のことを「日和山」と言ったそうですよ。
たまには、私たちも空を見上げて明日の「日和見」をしてみませんか?
次の難読漢字は「鴫」!
シンプルに1文字の「鴫」。
漢字の構成をみると、「田んぼ」に「鳥」だけです。
日常でも見かけそうな字と思いきや、漢字検定準1級クラスの難読漢字です。
よく人名で使われる「田島さん」の字がギュっと縮まったようにも見えますが、右側が「島」ではなく「鳥」なので、「しま」とか「じま」とは読みませんよ!
「鴫」の読み方のヒントはコレ!
これは鳥の名前です。
「〇〇」の2文字です。
「鴫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しぎ」です!
「鴫」は、主にアフリカ大陸やアメリカ大陸、アジア全土に分布する渡り鳥です。
冬の時期になると越冬のため暖かい地域を目指して南下し、一部の種類は何と南アメリカの方まで飛んでいくそうです。
ひと昔前の日本でも、春や秋になるとどこからか渡来してきて、田んぼにいる虫などを食べに来ていました。
近年では、この「鴫」が狩猟の対象になったり食用にされてきたことなどから、その個体数は激減しており、各都道府県のレッドリストにも登録されているほど、日本ではほとんど見かけなくなってしまいました。
環境が悪化していることも要因の一つでもあるそうなので、この機会に環境について考えてみるのもいいですね!
最後の難読漢字は「粗描」!
読んで字のごとく、「粗く描く」。
予想は、絵の具などで色を付ける前に簡単に描いたような絵でしょうか。
もうこれは、ズバリそのままの意味の「ラフ画」のことですね!
「粗描」を当て字で「ラフ」とは読みませんが、英語表記にしたら間違いなく「ラフ」で正解です。
では、日本語の読み方は何でしょうか?
そのまま音読みにした「そびょう」でも正解??
「粗描」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
「下書き」や「簡単に書く」を意味するような言葉です。
「粗描」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「スケッチ」です!
確かに、「下書き」や鉛筆などで「簡単にささっと描く」ことを「スケッチ」と言いますよね!
ちなみに、そのまま音読みにした「そびょう」でも正解です。
でも、せっかくなら「粗く描く」ことを「スケッチ」と読めた方が、漢字マスターとしての称号が光るというものです。
今後も、このサイトを利用して読める難読漢字を増やしていきましょう!
出典:コトバンク