今回は「異しい」「牝牡」「塁球」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「異しい」
「異しい」
「異性」「異国」のように「異なる」という意味で使われる漢字ですが、なんと読むかわかりますか?
かなり難題ですよね。
「異しい」読み方のヒントは?
ヒントは「異様」なもの「異質」なものに対して使われることが多く、肯定的なニュアンスでは使われません。
類語としては
「不審な」
「得体の知れない」などが挙げられます。
「異しい」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あやしい」
です!
「あやしい」という漢字は他に「妖しい」「奇しい」「怪しい」があります。
「妖しい」は「妖しい魅力」など神秘的なものに対して使われることが多く、「奇しい」は「妖しい光」のように滅多にみることができない不思議なものに対して使われます。
「異しい」は通常とは違う奇妙なものや人と同じでないものに対して使われますが、現在は「怪しい」を使うほうが一般的です。
「異しい」という漢字をあえて使う場面はありませんが、こんな読み方もあるのだと知っていると面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「牝牡」
「牝牡」
「牝(めす)」と「牡(おす)」と書いてなんと読むか…ごく普通に「めすおす」と読んでしまいそうですよね。
「牝牡」読み方のヒントは?
「牝牡」の意味は漢字の意味そのままで、動物のメスとオスのことを表す言葉です。
小説などで使われることはありますが、この読み方は会話で聞いたことがない人の方が多いのではないでしょうか。
「牝牡」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ひんぼ」
です!
では同じ意味でも「牡・牝」と「雄・雌」の違いはなんでしょう?
まず「雄・雌」 を使用を使うのは人間以外の生き物です。その中でも、4本足でヒズメのあるいる生き物に「牡・牝」が使われます。
4本足でヒズメのある生き物といえば、馬や牛、豚など家畜として生活に密着している動物が思い浮かびますよね。
他にも鹿や猪などの野生動物も4本足でヒズメがあるので「牡・牝」が使われます。
また「牝牡」を使った熟語で「牝牡驪黄(ひんぼりこう)」があります。
「驪黄」は黒と黄色のことで、オスとメス・黒と黄色を見間違えることもあるのだから外見にとらわれずに本質を見抜くことこそ大切であるという意味です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
最後はこの漢字!「塁球」
この「球」はいったい何の球でしょうか?
「塁球」は、野球などで使う「一塁・二塁」などの「塁」に「球」と書きますね。
どちらも野球の道具に関係している字ですが、正解は何と読むのでしょうか。
ヒントをもとに一緒に考えてみましょう!
「塁球」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① やっぱり「野球」に関係しています。
ヒント➁ これはスポーツ競技の名前です。
ヒント③ 主に女子がやるスポーツです。
「塁球」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ソフトボール」です!
「ソフトボール」は皆さんご存じ、野球と非常によく似たスポーツ競技ですね。
その見た目からも分かるとおり、野球から派生したスポーツなんですが、意外にも野球とは投球方法もグラウンドの規定も、使用するボールなど、いろんな部分でルールが異なります。
日本でのソフトボール歴史は、今から約100年前にまで遡ります。
1921年(大正10年)、アメリカ留学から帰国した東京高等師範学校の教授たちによって、学校体操科の遊戯として紹介したことがきっかけと言われています。
今では、日本はオリンピックなどの国際的な大会でも良好な成績をおさめている、強いスポーツとしても有名ですね。
何のスポーツでも、日本が強いって誇らしいですね!