今日の難解漢字は、
「竏」
「啀む」
「素描」
「端金」
「清白」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「竏」です!
よくものの量や長さをはかる単位は漢字で略されます。
たとえば「メートル」は「米」と書きますよね。
それでは、「竏」これはなんと読むでしょうか?
単位としても日常生活ではあまり使うことがないので、難易度は少し高めです。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「竏」の読み方のヒントは?
もしかするとこの漢字は、パズルのように紐解いていくと読めるかもしれません。
まずは「立」という漢字で「リットル」と読みます。
そして「竏」を分解してみると、「立」と「千」に分かれますね。
つまり「リットル」が1000個。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
キロリットル
でした!
1キロリットルは1000リットルなので、漢字どおり1000倍ということになりますね。
膨大な数ということもあり、ましてや漢字表記を扱うシーンはそう多くないと思いますが、なにかのきっかけで目にすることもあるかもしれません。
覚えておいて損はありませんよ。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「啀む」です!
「啀む」
なかなか日常生活では見かけないこの漢字。
「生涯(しょうがい)」などで使われる「涯」という漢字に似ていますが、さんずいではなく口偏です。
漢検1級レベルの難読漢字、あなたは読むことができますか?
「啀む」読み方のヒントは?
ヒントは「い」から始まるひらがな3文字。
意味は、強い口調でくってかかるときに使われる言葉です。
ほかにも、動物が牙をむいて噛みつこうとする様子を表す言葉でもあります。
「近所の犬が啀み合っている」のように使うことも。
そろそろわかりましたか?
「啀む」の読み方、正解は…
正解は……
「いがむ」
です!
「兄弟なんだから啀み合ったりしないで、仲良くしなさい。」
「夜中になると、家のそばで野良犬が唸ったり啀み立てたりしている。」
などのように使います。
「啀」という漢字は音読みだと「がい」と読みますが、使われている熟語はごくわずかです。
ほとんどが「啀(いが)む」という形で使われています。
日常生活ではひらがなで使うことが多い漢字のため、スラッと読めたらかっこいいですよね!
3つ目の漢字は「素描」です!
「素」と「描」から成るこの漢字ですが、「素」は「そのもの」や「何も加えていない生の状態」のような意味がありますので、「ありのままを描く」という、何とも素敵な言葉になります!
優れた画家の絵は、ただ見るだけで感動を与えてくれるものですが、まさに「素描」もそんな絵になるんだろうなと想像しちゃいますよね。
では、そんな素敵な言葉の読みはいったい何でしょうか?
音読みの「すがき」、「そびょう」も間違いではありませんが、ここはかっこよく決めてください!
「素描」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナ読みになります。
ヒント➁ 「〇〇〇ン」の4文字です。
ヒント③ 英語では「ドローイング」です。
「素描」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「デッサン」です!
確かに、絵を描くことを「デッサン」といいますよね!
「デッサン」とはフランス語で「絵を描く」ことを表し、英語では「ドローイング」と呼ばれています。
一般的には、鉛筆や木炭、パステルなどを用いて対象物を視覚的に捉えて描くことをいい、色をつける前段階のものを言います。
優れた画家は、同じ材料や道具を使って描いても、線の太さや強弱などで緩急をつけ、絵に生命を宿していきます。
有名なところでは、巨匠レオナルドダヴィンチが外せませんよね。
あのモナリザも、色の下にある「デッサン」には秘密の暗号や他の絵が隠れているなんて噂もありますし、まさに「素描」という字がぴったりです!
4つ目の漢字は「端金」です!
今回の問題は「端金」の読み方です。
日常的に使う言葉ですが、漢字で書くと意外と読みにくいですね。
「はしがね」とも読めますが、今回はもう一つの読み方で答えてください。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「端金」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 意味は「ごくわずかなお金」のこと
- 「こんな端金ではとても足らない」などと言います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「端金」の読み方!正解は!?
正解は「はしたがね」です!
前述したように「はしがね」という読み方もありますが「はしがね」は何かの端につける金具のことになります。
「はしたがね」は、わずかなお金、中途半端な金銭を意味する言葉で、「端銭(はしぜに)」も同様の意味です。
「端金」は、一般的には「はした金」と表記することが多いようですね。
それにしても、はした金とは一体いくらなのでしょう。
人やその時の状況によって、100円がはした金だったり、100万円がはした金だったりするので、微妙な言葉ですよね。
5つ目の漢字は「清白」です!
「清白」はよく知られている野菜の別名です。
「清白」で(せいはく)とも読み、
「汚れなく、清らかなこと。潔いこと、」を表しますが、
別の読み方もあります。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「清白」の読み方のヒントは?
ヒント①:「汚れなく、清らかなこと」と聞いて、イメージする色は?
イメージした色の野菜を思い浮かべてください。
ヒント②:花言葉は「潔白」「適応力」
ヒント③:春の七草の一つ
ヒント④:「蘿蔔」とも書く
もう、分かりましたか?
「清白」の読み方、正解は……
正解は……
「すずしろ」
です!
「清白」(すずしろ)の語源は、涼しいの「すず」と、白い花が咲くことと真っ白な根の白さの「しろ」から「涼白」→すずしろになったという説がありますが、
もう一つ語源があり、すずな(かぶ)に代わるものの意味で「すず」「しろ(代)」とするという大根の白さからとったわけではないという説もあります。
大根はビタミンAやビタミンC、ジアスターゼなどの栄養素が含まれており、消化不良や二日酔い、頭痛、発熱、冷え性、胃炎、便秘解消といった様々な効能が期待される野菜です。
「清白」を食べて健康な生活を送りましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!