漢字読み講座

【今日の難読漢字】「篩」「嫂」「股引」全部読めたら漢字マスター!「篩」を「くし」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「篩」

「嫂」

「股引」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「篩」!

「篩」は、漢字を印象だけで覚えていると

「くし」や「かんざし」と読んでしまいがち。

 

「くし」は「櫛」、「かんざし」は「簪」と書くので不正解!

「篩」は、調理道具なんです!!

 

さて、読めたでしょうか?

 

 

「篩」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ふるい

です!

 

「篩」は、

「まるい枠に金網や布を張った道具」のことです。

 

小麦粉などの粉状のものを、細かくより分けるために使う道具なので、

お菓子作りやパン作りをする方にとってはおなじみの道具ですよね。

 

ザルなどで代用する方も多いので、篩がご自宅にある方は少ないかもしれません。

ですが、言葉としては頻繁に使われているんです。

 

慣用句として「篩にかける」という言葉があります。

 

これは、篩で粉をより分けるように、

「多くの人やものの中から厳選する」という意味で使われます。

 

「全国の優秀な選手を篩にかけて選ばれたのが、日本代表です」

のように使われますよ。

 

道具自体を使ったことがなくても、

実は言葉として身近な存在だった「篩」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「嫂」!

「嫂」は、家族にまつわる漢字です。

同じような漢字の「姑」や「姪」と勘違いしてしまった方がいるのでは?

 

「嫂」がいない人は結構います。

一人っ子同士や兄弟がいないと、「嫂」もいないのですが…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「嫂」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「あによめ

です!

 

「嫂」は、

読み方の通り「兄の妻」のことです。

 

漢字2文字で「兄嫁」と書くほうが一般的のため、

この漢字を知っている方は少ないかもしれません。

正解できた方はすごいです!

 

自分、もしくは配偶者の兄の配偶者に当てはまる言葉なので、

一人っ子同士の場合や、自分にも配偶者にもお兄さんがいない場合は

「嫂」に当たる人がいないことになります。

 

対義語としては「姉嫁」や「弟嫁」などがありますが、

こちらには一文字の漢字は無いようです。

 

ちなみに「嫂さん」と書く場合は、

「あによめさん」よりも「ねえさん」と読ませることが多いので

注意が必要です。

 

馴染みのない漢字ですが、覚えておいて損はなし!

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「股引」!

 

「股引」は、とある物の名前です。

もちろん「またひき」とは読みませんよ!

 

ヒントは日本伝統の衣類で、

男性が持っていることが多い物です!

 

さて、読めたでしょうか?

 

「股引」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ももひき

です!

 

「股引」は、

「腰からくるぶしまで、やや密着して覆うズボン」のことです。

 

おみこしを担ぐ人たちがボトムスとして着用している、

白いズボンを思い浮かべればわかりやすいと思います。

 

伝統的な衣類ではありますが、

安土桃山時代にポルトガルから伝わった

「カルサオ」という衣服が由来と言われています。

 

ところで「股引」といえば、

おじさんの下着や防寒具というイメージがありませんか?

「ラクダ色の股引と腹巻」みたいな…笑

 

コントなどでおじさん役の人が着用しているのは

「猿股」や「ステテコ」、「ズボン下」と呼ばれるもので、

厳密に言うと別物なのだとか!

 

股引は、お祭りで着るものと覚えておくと間違いなさそうですよ。

 

読み方も意味も、ちょっと誤解しがちな「股引」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!