今回は「和布」「猖獗」「湯湯婆」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「和布」
「和布」
これを「わふ」と読んだ方は、手芸が得意な方でしょう。手芸で使う柔らかく手触りのよい布地のことを「和布(わふ)」と呼びます。
でも実はこの漢字、他にも2つ読み方があるのです!
さて、なんと読むでしょう?
「和布」読み方のヒントは?
ヒントは、食卓によく登場するあの食べ物の名前です。別の漢字で「若布」と書くこともあります。
みそ汁の具や煮しめ、酢の物と和食に欠かせない海の幸です。
もう読めましたね!
「和布」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「わかめ」
です!
そしてもうひとつ
「にきめ」
です!
「わかめ」と「にきめ」どちらも海藻ですが、ちょっとだけ意味が違います。
「わかめ」は名前を聞いて浮かぶあの昆布科の海藻です。
一方「にきめ」と読むとやわらかな海藻という意味です。「和布(わふ)」と読む時も同じですが「和」という漢字には「やわらかい」という意味があります。
ちなみに「海布」と書いて、わかめなど食用になる海藻の総称として「め」と読みます。「和布(わかめ)」の「め」はここからきています。
つまり「和布」は、海のやわらかい布という意味でまさにイメージ通りですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「猖獗」
今日の字は、新型コロナに関係のある?漢字です。
「猖獗」読み方のヒントは?
「猖」の読み方は音読みがヒントになります。
「獗」はなんて書いてあるか、字面さえ判別できないかもしれません。
拡大してがんばって読んでみましょう。
「猖獗」の読み方、正解は…
「しょうけつ」と読みます。
「獗」には「くるう」「 暴れまわる」 という意味があるため、「猖獗」の意味は「悪いことがはびこること」となります。
新型コロナウイルスが流行し始めてはや2年近くになりました。
聞き馴染みがないかもしれませんが、「猖獗」はまさに新型コロナのような流行りの伝染病に対して使われる言葉です。
「流行する」という意味で「猖獗をきわめる」という風に使われます。
歴史を紐解けば、奈良時代には天然痘がはびこり、奈良の大仏が建てられたのは有名な話です。
幕末・明治には黒船が持ち込んだとされるコレラ菌が流行り、江戸、その後の東京でも大勢の方が亡くなりました。
ワクチンも薬もない時代の雰囲気を的確に表した言葉が「猖獗」だったのです。
最後はこの漢字!「湯湯婆」
「湯湯婆」読み方のヒントは?
「湯湯婆」読み方のもうひとつのヒントは?
「湯湯婆」の読み方、正解は・・・