今日の難解漢字は、
「縊る」
「言質」
「鼎談」
「壺中」
「鴫」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「縊る」です!
「縊る」
あまり見たことのない難しい漢字ですが、なんと読むかわかるでしょうか?
「益」の字形が使われているので「まする」や「えきる」なんて無理やり読むこもできますが、正解の読みは違います。
正解の読み方は、「まする」「えきる」などのような珍妙な読み方ではありません。ただし、とても怖い意味があり、日常生活では使わない方がいいかもしれません……
いったい、なんと読むのでしょうか!?
「縊る」の読み方のヒントはコレ!
ヒント1:とても怖い意味を持つ漢字
ヒント2:「糸」を使う動作と関係した読み方
ヒント3:読み方は2パターンで、1パターンは良く聞く言葉
「縊る」はとても怖い意味を持つ漢字です。この漢字が頻繁に出てくるような書物は、ミステリー小説くらいではないでしょうか?
また、「糸へん」が使われているので、糸を使う動作と関係した読み方です。さらに、読み方が2パターンあり、1パターンの方はとてもよく聞く言葉です。
これらのヒントから「縊る」の読み方がわかるでしょうか!?
「縊る」の読み方!正解は…?
「縊る」の読み方、正解は……
「くびる」もしくは「くくる」です!
「くびる」は「首をしめて殺す。特に、しばり首にする」という意味があります。
「くくる」も「首を縊る」といった「首を絞める」という文脈でしか使われません。「紐で荷物をくくる」といった文脈では「括る(くくる)」を使います。
使い方に注意しておきたい漢字ですね!
2つ目の漢字は「言質」です!
今回の漢字は日常生活でもよく使う言葉!
だからこそ、間違えてしまうと非常に恥ずかしい思いをすることになるんですが、「言質」って正しく読めますか??
読み方もそうですが、意味も分からない人も多いと思いますので、このページでいろいろと知識を蓄えましょう。
あ、ちなみに「げんしち」や「げんしつ」、「ごんしつ」は間違った読み方です!!
「言質」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「質」の読み方が特殊です。
ヒント③ いろんな場所から集まるときは、効率よく「〇〇〇集合」にしましょう!
「言質」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「げんち」です!
「言質」とは、「証拠となる約束した言葉」という意味があります。
よく推理ドラマや恋愛ドラマなどで、「あなたのその発言は言質となる」「あなたの言質はとったわ」などのセリフを聞いたことがあると思います。
「言質」の「言」は、そのまま「言う」や「言葉」という言葉から分かるとおり、「話す内容」を表し、「質」は「中身」や「根本」、「事実」など多くの意味を持っているほか、「質屋」といった言葉でも分かるとおり、「金銭に相当する品物」を意味しています。
これらのことから、「約束を保証するための言葉」を表すようになったんですね!
3つ目の漢字は「鼎談」です!
「鼎談」
これ、何と読むかわかりますか?
見慣れない謎の漢字が使われていますが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「鼎談」読み方のヒント!
「鼎」
この文字が謎ですよね!
「県」の文字をくっつけたような…
ちなみに「けん」ではありません!
実はこの漢字、漢字検定の準一級に相当する文字!
読めたら本当にすごい漢字です!
さて、読めるでしょうか?
「鼎談」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ていだん」
です!
「鼎談」は
「3人が卓を囲んで話し合うこと、3人で会談すること」
という意味です。
ビジネス誌や経済紙などで
「経済界の重鎮が鼎談」「有識者の鼎談が行われた」
のような文章で見かけますね。
この言葉の大事なところは「3人での会談」という部分。
「鼎」が「円形で3本足の器」のことを表しているので
3人での会談のことを「鼎談」というようになったんです。
ちなみに2人の会談だと「対談」、
大勢の会談だと「座談」や「懇談」が使われます。
すべて「会談」の言葉に集約できるのですが、
人数によってしっかりと使い分けができると
ちょっと鼻が高いですよね。
なかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、
社会人であれば目にする頻度の高い言葉でもあります。
ぜひ覚えておいてくださいね。
4つ目の漢字は「壺中」です!
「壺中」って何て読むか分かりますか?
(つぼなか)ではありません。
(つぼちゅう)でもありません。
「壺」(つぼ)という字の別の読み方を知っていると簡単です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「壺中」の読み方のヒントは?
「壺中」の意味は2つあります。
- つぼのなか
- 小心者
「つぼのなか」は読んで字の如くですね。
壺の中を覗いたら、一体何が見えるのでしょうか?
何と読むかわかりましたか?
「壺中」の読み方、正解は……
正解は……
「こちゅう」
です!
「壺中」を使った四字熟語に「壺中天地」(こちゅうのてんち)があります。
「壺中之天」「壺中有天」とも言いますが、
お酒を飲んで、世間を忘れることや、俗世界から離れた別天地を意味します。
人は誰でも自分だけの世界を持っています。
誰にでも他人に邪魔されない、心が休まる別世界が必要です。
よかったら、自分の内面の世界を広げてみませんか。
そこには、別世界が広がっていて、心が開放される場所かもしれません。
何かに夢中になれる世界があなたにとっての「壺中天地」です。
自分の心の壺の中は、自分で見るしかありません。
一つでも見つけて、人生を楽しく生きていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
5つ目の漢字は「鴫」です!
シンプルに1文字の「鴫」。
漢字の構成をみると、「田んぼ」に「鳥」だけです。
日常でも見かけそうな字と思いきや、漢字検定準1級クラスの難読漢字です。
よく人名で使われる「田島さん」の字がギュっと縮まったようにも見えますが、右側が「島」ではなく「鳥」なので、「しま」とか「じま」とは読みませんよ!
「鴫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは鳥の名前です。
ヒント➁ 「〇〇」の2文字です。
ヒント③ 昔は田んぼに居たそうですが、現在ではまず見かけません。
「鴫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しぎ」です!
「鴫」は、主にアフリカ大陸やアメリカ大陸、アジア全土に分布する渡り鳥です。
冬の時期になると越冬のため暖かい地域を目指して南下し、一部の種類は何と南アメリカの方まで飛んでいくそうです。
ひと昔前の日本でも、春や秋になるとどこからか渡来してきて、田んぼにいる虫などを食べに来ていました。
近年では、この「鴫」が狩猟の対象になったり食用にされてきたことなどから、その個体数は激減しており、各都道府県のレッドリストにも登録されているほど、日本ではほとんど見かけなくなってしまいました。
環境が悪化していることも要因の一つでもあるそうなので、この機会に環境について考えてみるのもいいですね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!