今回の難読漢字は「執る」「羆」「貼付」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「執る」
「執事」「固執」などの熟語で使われる「執」は日常的によく見かける漢字です。
では、
「執る」
と送り仮名をつけたら、なんて読むのでしょう?
そのまま「しつる」と読むのは間違いですよ。
「執る」読み方のヒントは?
「執る」には、手に持ち、それを使って仕事をする、などの意味があります。
「事務を執る」など、「努める」と似たニュアンスですね!
また、態度や姿勢を保つという意味もあります。
「大胆な態度を執る」
などなど……。
もうおわかりですね?
「執る」の読み方、正解は……
「執る」の正解は……
「とる」です!
ほかの「とる」……「取る」との使い分けは、いくつか例文を知っておくことでスムーズに行えますよ。
「連絡を取る」
「先制を取る」
「教鞭を執る」
「筆を執る」
「平和主義を執る」
「取る」は単純な手に取る動作に対して使われるイメージ。
反対に「扱う」「司る」などの意味で使うときは「執る」が一般的なようですね!
だから家事や事務を執行する使用人のことを「執事」と呼ぶのです。
2問目はこの漢字!「羆」
今回ご紹介するのは「羆」という難読漢字です。
なんだか見たことあるような、ないような漢字ですよね。
ほとんど「熊(くま)」という漢字ですが、読み方は「くま」ではありません。
あなたは読むことができますか?
「羆」の読み方のヒントは?
先程「くま」ではないと書きましたが、実は「羆」は熊の仲間です。
というか、熊の一種として「羆」がいるイメージです。
主に北海道に生息する熊の種類で、ホッキョクグマと並ぶほどの大きさを誇ります。
なかなか目にする機会はありませんが、名前は聞いたことがあるはず。
お分かりでしょうか?
正解は…
正解は…
ヒグマ
でした!
北海道の登別市にはヒグマをたくさん飼育している「クマ牧場」があります。
そして道路脇からひょっこり出てくることもあります。
北海道の人にとっては怖いながら馴染み深い存在なのかもしれませんね。
ちなみに、本州に多く生息しているのは「ツキノワグマ」です。
どのみち道路では会いたくない存在ですね…。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「貼付」
「貼付」の読み方をご存知でしょうか?
「はりつけ」はもちろん間違いです。
また、「てんぷ」と読むのは間違いではありませんが、慣用読みになります。
慣用読みとは、間違えて読む人が余りにも多いため認められた読み方です。
では、本来の正しい読み方は?
「貼付」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなでは「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は、「貼り付ける」ことです
- 「切手を貼付してください」のように使います
以上の3つのヒントで考えてくださいね。
「貼付」の読み方!正解は!?
正解は「ちょうふ」です!
「貼付」は、紙や布などを広げて貼り付けるといった意味になります。
よく似た言葉に「添付(てんぷ)」がありますね。
ちなみに、添付は書類に補足として添えたり、メールにデータを添えることです。
貼付と添付はイメージが似ているので混同してしまい、「貼付」を「てんぷ」と読む人が多いのかも知れません。
貼付は「貼り付けること」で、添付は「添えること」と、覚えておくと良いですね。