今日の難読漢字は
「傀儡」
「慚愧」
「瑪瑙」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「傀儡」!
「傀儡」は、とあるものの名前です。
とはいっても、現在はあまり使われない言葉なんです。
ただし、政治の状態として
「傀儡政権」や「傀儡政党」なんて言葉が使われます。
こちらの方が聞いたことがあるかもしれません。
漢字のつくりから「きでん」と読む方もいますが、こちらは不正解。
さて、読めたでしょうか?
「傀儡」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「かいらい」
です!
「傀儡」は、
「あやつり人形」のことです。
その意味が転じて「他の人の手先として使われている人」という意味にも使われます。
ヒントにも出した「傀儡政権」も、こちらの意味。
独立しているけれど、実態は支配者によって統制されている国政状態を指します。
ナチス政権が牛耳っていた、フランス共和国(当時)のヴィシー政権などがこれです。
また「かいらい」のほかに「くぐつ」と読むこともあります。
過去に「金田一少年の事件簿」という作品では、
「地獄の傀儡師」という殺人鬼が現れるので、
こちらの読み方で覚えている方がいるかも?
どちらの読み方も正解なので、両方覚えておくといいですよ!
次の難読漢字は「慚愧」!
「慚愧」は、もとは仏教用語。
ただし「鬼を斬る!」という意味ではありません!
読み方は「斬」の音読みがわかれば簡単なのですが…
さて、読めたでしょうか?
「慚愧」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ざんき」
です!
「慚愧」は、
「見苦しさや過ちを反省し、深く恥じること」を表す言葉です。
「見栄を張るためだけに彼女へ嘘をついてしまい、慚愧の念にかられる」
というように、反省の色が濃く、とても後悔している様子を表します。
漢字だけを見ると、なんだか冷徹で残虐なことのように感じてしまいますよね。
ですが実際は、反省の弁を述べる時に使える言葉です。
もちろんビジネス上でも使えますよ!
「私の準備不足でプレゼンに失敗し、慚愧に堪えません。」
「会社の起こした不祥事については慚愧の至りです。」
など、反省と恥が入り混じる状態の時に使えます。
もちろん、こんな言葉を使わないような暮らしや仕事が一番ですが、
覚えておくときっと役立つ「慚愧」。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「瑪瑙」!
「瑪瑙」は、英語でいうと「agate(アゲート)」のこと。
世界的にも人気のとあるものの名前なんです。
大ヒントは「宝石の一種」!
さて、読めたでしょうか?
「瑪瑙」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「めのう」
です!
「瑪瑙」は、
「微細な石英の結晶が集まってできた宝石の一種」です。
色や産出地はさまざまで、
南米やヨーロッパではカラフルなものが多く採石できるのだそう。
実は日本でも発見されている、とっても身近な宝石なんですよ。
古くから貴重な宝石として、装飾品や彫刻に使われてきた瑪瑙。
仏教においての貴重な七種のお宝「七宝」のなかにも
瑪瑙が含まれていることからも、その歴史がうかがえます。
近年でもパワーストーンとして知られています。
特に「ブラックオニキス(黒瑪瑙)」は魔除けの効果があるとして、
人気の種類なのだとか!
漢字は知らなくても瑪瑙は身につけていた!という方がいるかもしれません。
これを機に漢字や読み方を覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!