今回は「鎬」「独楽」「靡く」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鎬」
塙(はなわ、はにわ)の字にも似ていますが、違いますね。
金がついていることから、金属関係のものであることは想像できますが・・・
「鎬」という1文字、あなたは分かりますか?
「鎬」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇の〇」3文字の言葉です。
ヒント➁ 用法は、「〇〇〇を削る」です。
ヒント③ 刀剣マニアの方なら分かるはず!
「鎬」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しのぎ」です!
よく、「鎬を削る」と言いますが、これは「熾烈な争い」のような意味があります。
ところで、この「鎬」とは一体何でしょうか。
鎬とは、昔の武士がもっていた刀の一部分の名称です。
刀の刃を横からみたときに、真ん中あたりに見える直線部分のことで、皆さんが普段よく使う包丁にもうっすら見えるものもあります。
刀の切れる刃の側と、切れない背面の峰との間にある「鎬」。これが削れるほどの戦いというのが、「鎬を削る」という言葉の由来となっています。
2問目はこの漢字!「独楽」
1人でも楽しいと書いて「独楽」。
独身は楽しいというイメージの言葉ですが、意味も読み方も全く違います。
独楽は1人でも楽しめる遊び道具の事です。
さて独楽と書いてなんと読むか分かりますか?
「独楽」読み方のヒントは?
お正月に使われる遊び道具のひとつです。
福笑いやかるた、双六(すごろく)など冬独特の遊びのひとつです。
「独楽」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇」です。
1人でも遊べるお正月の遊びですが、競い合うことがメインではないでしょうか?
長く回っている方が勝ちです。
さあもうわかりましたか?
「独楽」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こま」
です!
今はベイブレードのように進化していますが、昔は紐を巻き付けて独楽を回していました。
確かに1人でも楽しめますけど、競い合うのも楽しいと思います。
また、独楽と書いて(どくらく)とも読みます。
こちらの意味は、自分だけで楽しむことという意味になっています。
お一人様が楽しいのは昔から同じなのですね!
最後はこの漢字!「靡く」
「靡く」って、見慣れない漢字ですよね。
「扉(とびら)」とよく似ていますが「とびらく」とは読みません。
「広」「店」などの部首の「まだれ」の中に、カタカナの「ホ」のような形が2つと
「非」の形で出来上がっている「靡」。
難しい文字ですが、読み方は絶対に聞いたことがあるはずです。
それではさっそく、見ていきましょう!
「靡く」の読み方のヒントは・・・?
- 読み方は「〇〇く」。ひらがな2文字です。
- 「風でひらひらゆらめく」様子を表す言葉です。
- 「異性に言い寄られて、何となくその気になってきた…」時にも使う言葉です。
さあ、分かりましたか?
「靡く」の読み方の正解は・・・
正解は、「なびく」でした!
「靡く(なびく)」と聞くと、まず「風や水の勢いにしたがって横にゆらめくように動く。」という意味を思い浮かべますよね。
それともう1つ、「異性に言い寄られて承知する。」という意味でも使われるんです。
「あんな素敵な男性に言い寄られて、靡かない女性はいない」なんて感じで使われます。
さらには、「他の意思や威力などに屈したり、引き寄せられたりして服従する。」という意味も。
「結局、多数派に靡いた」なんて、話題を集めたドラマ『半沢直樹』の世界みたいですよね。
こんな難しい漢字が読めたら、好きな異性が靡いてくれるかも!?