漢字読み講座

【今日の難読漢字】「讒言」「筏」「俎」「弄る」「瞑る」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「讒言」

「筏」

「俎」

「弄る」

「瞑る」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「讒言」です!

「讒言」読み方のヒントは?

「讒」の字を見たことのある人はいないのではないでしょうか?

複雑怪奇な漢字ですが、一文字目の読みは”濁音”になります。

「讒言」の読み方、正解は…

ざんげん」と読みます。

意味は「事実を曲げて目上に悪く言う」になります。

「言」がついているので、「何かを言う」ことは想像できたと思いますが、そんな複雑な意味なんだ…と驚かれたかもしれません。

そういう厄介な人、たまにいますよね。

なかなか狡猾で、悪巧みのにおいがする言葉です。

このような言葉が存在するということは、「事実を曲げて目上に悪く言う」ことがよく行われていた証拠でもあります。

こういったことが頻繁に行われている場所といえば…政治の世界ですね。

「讒言」は古来、政の場では日常茶飯事だったようです。

今の時代みたいにボイスレコーダーはありませんから、証拠もなしに、あることないこと告げ口の言い合いだったのかもしれません。たまったものではありませんね!

2つ目の漢字は「筏」です!

「筏」の読み方をご存知でしょうか?

馴染みのある言葉なのですが、漢字にすると読めない方も多いかも知れませんね。

竹冠なので、木に関係のある言葉のようです。

画数も少なくて簡単に読めそうなのに意外と難しい…

さて、あなたには読むことができますか?

「筏」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  2. 木や竹を並べて、しっかりと結び合わせたものです
  3. 「トムソーヤーの冒険」にも登場しますよ

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「筏」の読み方!正解は!?

正解は「イカダ」です!

イカダとは、木や竹、草の茎などを結び合わせて、水上に浮かべて使うものをいいます。

葦(アシ:イネ科の植物)で作ったものは、特に「葦舟(あしぶね)」とも呼ばれています

陸運よりも水運の方が盛んであった時代の初期に、船の原始的なものとしてイカダが使われていました。

現代では、観光としてイカダで水流下りを楽しんだり、テーマパークでイカダを楽しんだりすることが多いですね。

3つ目の漢字は「俎」です!

「俎」という漢字、身の回りで見たことありませんよね・・・。

 

「姐(あね)さん」の字にも似ていますが、意味も読みもまったく違います。

 

今回の「俎」は一般的に「平仮名+漢字」で表すもので、漢字としては馴染みはありませんが、モノとしては主婦を始め料理をする人なら毎日使うものなんです!

 

ここまでの情報で分かった方は難読漢字マスター!?

 

「俎」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント➁ これはキッチン道具です。

ヒント③ 材質は木材のものやプラスチックのもの、ゴム製のものもあります。

 

「俎」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「まないた」です!

 

「まないた」は、通常は「まな板」と表記しますよね!

 

でも、漢字1文字でも「俎」と表記しますし、「俎板」と書くこともあります。

 

「俎」は、料理をする上では欠かせない、包丁で食材を切る際に下に敷く板のことで、文房具で言えば「カッティングボード」にあたる道具ですね。

 

お寿司屋さんや和食界隈では、いかにも料理人という感じの木材の「俎」を使うことが大半ですが、一般家庭においては大半がプラスチック製やゴム製だと思います。

 

「俎」ってキッチン道具の主役ではない気もしますが、上手に包丁で切れない人は「俎」を変えてみると案外うまくいくものですよ!

4つ目の漢字は「弄る」です!

「弄る」の読み方をご存じでしょうか?

「葬る」と少し似ていますが、「ほうむる」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。

とはいえ、滅多に見かけない漢字には違いありません。

読み方を知ってしまえば、よく聞く単語ですが…

さて、あなたには読むことができますか?

「弄る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字
  2. 手や指で、なでたり触ったりすることを言います
  3. 「祖父の趣味は盆栽を弄ることです」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「弄る」の読み方!正解は!?

正解は「いじる」です。

意味としては、大きく分けて4つあります。

それぞれ使い方も一緒に紹介しましょう。

  1. 指や手で触ったりなでたりする「お気に入りの財布をいじる」
  2. 物事に手を加えたり動かしたりする「編成をいじる」
  3. 趣味や仕事で何かを操作したり整えたりする「盆栽をいじる」「パソコンをいじる」
  4. 面白がって人をからかう「新入生を先輩がいじる」

色んな使い方があり、日常の中でよく耳にしますね。

ひらがなで表記することが多い言葉ですが、この機会にぜひ漢字も覚えておいてください。

5つ目の漢字は「瞑る」です!

「瞑る」と書いて、なんて読むか分かりますか?

目を閉じることを何といいますか?

また、見なかったことにすることを何といいますか?

「瞑る」には二通りの読み方があり、微妙に意味が違ってきます。

さて、あなたはどちらで読んでいますか?

「瞑る」=(つむる)

目を閉じる、まぶたを閉じること、そのまま寝てしまうことを目を(つむる)といいますよね。

そのまま亡くなってしまうことも「目を瞑る」といいます。

なので、「死」を連想しますが、「目を瞑るとあの時の景色が目に浮かぶようだ」なんて使い方もできますよ。

「瞑る」=(つぶる)

見てみないふりをする時などに目を(つぶる)と言います。

「今回だけは目を瞑るけど、今後は許しません!」など、目を瞑る方は何かと怒りを押さえませんよね。

他にも、欠点はあるけどそれ以上にいい所の方が大きい場合は、欠点に目を瞑るといいます。

「仕事がよくできるので、多少の遅刻は目を瞑る」なんてことも!?

「瞑る」読み方の正解は・・・

正解は・・・

 

どちらも正解!

です!

 

厳密にいえば、さきほど説明した使い方ですが、どちらで読んでも間違いではありません。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!