今日の難解漢字は、
「桃花鳥」
「山茶花」
「琴線」
「苛む」
「携える」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「桃花鳥」です!
これは、最後の文字が鳥であることから、鳥であることは間違いないようです。
でも、「桃の花と鳥」っていったい何でしょうか。桃の季節に飛来する鳥とか、桃の花のような色や形をもつ鳥?とも予想できて、迷ってしまいますね。
でも、残念ながらこの鳥を普段見ることはないはずですので、正解にたどり着くのは難しいかもしれません・・・。
ここはヒントを参考に考えてみましょう!
「桃花鳥」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナで「〇〇」です。
ヒント➁ 昔は「ツキ」とも呼ばれていた鳥です。
ヒント③ 特別天然記念物の貴重な鳥です。
「桃花鳥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「トキ」です!
「トキ」といえば、誰もが絶滅寸前の特別天然記念物となっている鳥、という認識があるでしょう。
一時期、世界中でもわずか数羽になるまで減少してしまった「トキ」。
もちろんレッドリストにも掲載され、絶滅してしまうまであとわずか、という危機的な状況にまでなりましたが、現在では、日本や中国が保護・人工繁殖した結果、なんとか個体数を増やすことに成功しています。
といっても、まだ両国あわせても数千羽程度しかおらず、まだまだ保護していかなければならない鳥であることに変わりはありません。
「トキ」に限らず、地球上の動物がこれ以上絶滅しないように、一歩一歩、できることから始めていきましょう!
2つ目の漢字は「山茶花」です!
この3文字から成る「山茶花」、どれも漢字が簡単ですが読み方となると難しい・・・。
単純に音読みにして「さんちゃか」とか「ざんちゃっか」と読めそうですが、どちらもこんな言葉はありませんね。
次に、意味から考えた「山に咲く茶色の花」ではどうでしょうか。
でも、野草や野花と言わず、花のの中で茶色の花びらをしたものってあまり思い浮かびません・・・。
となれば、最後は音からくる当て字が怪しいところです。
ここはヒントを見て、「山に咲く茶色の花」の正体を突き止めましょう!
「山茶花」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 神戸市の市の花です。
ヒント② 「〇〇ン〇」の4文字です。
ヒント③ 茶色ではなく、赤やピンクの花です。
「山茶花」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「サザンカ」です!
確かに、「サザンカ」を見てから「山茶花」とくれば、何となく当て字として読めますね。
「山茶花」は、外観がツバキに似ている、赤やピンク色の花を咲かせる植物です。
野生しているものは、花色は淡いピンクや白をしているのに対し、植栽されている園芸品種のもは赤やピンク、白などいろんな色をしているのが特徴です。
ツバキとの見分け方としては、花びらが1枚ずつ散るのが「山茶花」、花全体が散ってしますのが「ツバキ」と思ってOKです。
「山茶花」は、俳句などで冬の季語として使われる植物ですが、実は寒さにさらされると花が落ちてしまうなど、冬に強い花という訳でなないというのが面白いところですね!
3つ目の漢字は「琴線」です!
「琴(こと)」と言えば、言わずと知れた日本の伝統楽器。
弥生時代からあると言われているんですよ!
今でも毎年、新年には事で演奏される「春の海」を聞きたくなるのが日本人のDNAなんでしょうか。
そんな風情のある「琴」の「線」と書いて「琴線」。
「ことせん」ではないんです・・・
さっそく見ていきましょう!
「琴線」の読み方のヒントは・・・?
- 「琴線」の「線」は、「せん」と読みます。
- ひらがなで「〇〇せん」の4文字です。
- 同じ読み方をする漢字は、金扇・謹選・金銭など・・・
「金銭」と同じ読み方と言うのは、大・大・大ヒントです!
「琴線」の読み方の答えは・・・
正解は、「きんせん」でした!
「琴線」とは文字通り、琴に張られる糸の事。
琴に限らず、バイオリンなど管楽器の糸のことを「琴線」と呼びます。
そして、もう1つ!
「人の心奥深くにある感じやすい心情」の事も「琴線」と呼ぶんですよ。
物事に感動する心の動きを、琴の糸が震える様子に例えているんです。
「彼の歌声は、私の琴線に触れた」などと使われます。
注意してほしいのが、「琴線に触れる」の誤用です。
不愉快や怒りの感情を表す際には、「琴線に触れる」は使いません。
その場合は「気に障る」「不愉快になる」の方が正しいです。
間違えて覚えている人が多い言葉なので、意味も合わせて覚えましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「苛む」です!
「苛む」
これ、何と読むかわかりますか?
何となくネガティブなイメージのある漢字ですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「苛む」読み方のヒント!
「苛む」の漢字は、
「苛々」で「イライラ」と読みます。
それなら答えは「いらむ」だ!
と思った方、残念!
「苛む」は「〇〇〇む」と3文字が入ります。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「苛む」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さいなむ」
です!
「苛む」は、
「叱ったり責め立てたりする」こと。
また「いじめる・苦しめる」という意味も持ちます。
「弱い者を苛む」「騒音に苛まれる」など
良い意味では使われない言葉です。
「苛」という漢字に
「きつい」「きびしい」「むごい」などの意味があるため、
この漢字が使われると、大体はネガティブな意味になってしまいます。
よくセットで使われる言葉として
「良心の呵責に苛まれる」というものがあります。
呵責は、こちらも「厳しく叱る」という意味。
つまり「自分の良心が厳しく責め立て、自分自身を苦しめる」という言葉なんです。
ネガティブな言葉ではありますが、
新聞や小説などでは比較的よく見かける「苛む」。
一般教養として覚えておくべき漢字なので、
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
5つ目の漢字は「携える」です!
携帯を触らない日はない!という人が多いのではないでしょうか?
「携帯どこに置いたっけ?」なんて探したり、「携帯の充電しなきゃ」なんて言ったり。
正式名称は「携帯電話」だけど、略して「携帯」って呼んじゃいますよね。
そんな身近な存在の「携帯」ですが、「携える」は何と読むのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「携える」の読み方のヒントは・・・?
「携帯電話」だけでなく、「携帯トイレ」や「携帯歯ブラシ」、「携帯ポーチ」など・・・
「携帯」とは、「身に付けたり手に持ったりして持ち運ぶこと」です。
「携える」も同じ意味ですよ。
読み方はひらがなで「〇〇〇える」の5文字です!
もう、分かりましたか?
「携える」の読み方の答えは・・・
正解は、「たずさえる」でした!
「持ち歩く」「持ち運ぶ」と同じような意味ですが、「手土産を携えて訪問する」のように使うと上級者な雰囲気がしますよね。
さらに「携える」には「連れ立って歩く、伴う」という意味もあり、「家族を携えて赴任先に渡米する」のように使います。
さらに「手を取り合う・協力する」と言う意味もあって、「手を携えて歩く」「互いに手を携えて研究を進める」などと言います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!