今回は「吝嗇」「逆上せる」「厳か」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「吝嗇」
「吝嗇」読み方のヒントは?
吝のヒントは…ありません。
嗇のヒントは…ありません。
おそらく想像のつかない読み方です。
心の眼で読んでみてください。
「吝嗇」の読み方、正解は…
「りんしょく」と読みます。
部首とは何の関係もなく、読み方を知っていなければまず思いつかない読み方ですね。
意味はシンプルで、「けち」ということです。
昔の文学作品などでたびたび登場する言葉です。
「けち」はよく使われる言葉ですが、「吝嗇」を使う機会はどういうときなのでしょうか?
たとえば、「あいつ今日ボーナス入ったのに、ワリカンだってよ。吝嗇な奴だよな~」
とはふつう言わないですよね。
そのようなシチュエーションで使いたい場合、「彼の吝嗇な性格は度が過ぎている」というように文学的な言い回しにする必要があります。
堅い小説などで使われるイメージですね。
また、極度に節約生活を好む人のことを「吝嗇家(りんしょくか)」と呼んだりします。
同義語の「倹約家・節約家」に比べると、ややネガティブな印象を与えますので、注意して使いましょう。
2問目はこの漢字!「逆上せる」
「逆上せる」と書いてなんと読むか分かりますか?
「逆上」だけだと、(ぎゃくじょう)ですが「せる」と送り仮名が付くと読み方は全然変わってきます。
ちょっと難しいので、ヒントをひとつ。
お風呂などでよく「逆上せる」人が居ます!
さて、ヒントになりましたでしょうか?
「逆上せる」読み方のヒントは?
実はお風呂だけでなく、夏の暑い日にも逆上せます。
そして理性を失うほど夢中になることも「逆上せる」と言います。
アイドルやギャンブルなど、ついのめり込んでしまい
逆上せて上がってしまう人は後で後悔することも……!?
とにかく、頭に血がのぼってぼーっとしている様子を「逆上せる」と言います。
「逆上せる」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇せる」です!
さあ、もうわかりましたか?
「逆上せる」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「のぼせる」
です!
温泉に行くと、ついお湯に浸かり過ぎて逆上せたり、湯あたりしたり…。
何事もバランスよくほどほどが一番ですね!
ぜひ、読み方も覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「厳か」
「厳か」と書いて、なんと読むか分かりますか?
厳しいの「厳」という漢字なので、なんとなくピリピリした空気を感じてしまうイメージですが、そのイメージで合っています!
卒業式や結婚式なども厳かなに行われます。
礼儀正しく静かに行った分、終わった後はみんな笑顔になるでしょう。
さて、「厳か」と書いてなんと読むでしょうか?
「厳か」読み方のヒントは?
神社なども厳かな空気が流れていますし、パワースポットも厳かな雰囲気が伝わってきますね。
自然に背筋が伸び、心も引き締まるようです。
神聖な物に対して「厳か」と使います。
空気だけじゃなく、重圧感のあるなかなか見られないような素晴らしい景色に対しても「厳かな景色」といいます。
苔むした神秘的な雰囲気の場所も、厳かな空気が流れていますね。
騒いだり汚したりしてはいけない雰囲気です。
なんとなく、読み方もわかりましたか?
「厳か」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇か」です!
さあ、もうわかりましたか?
「厳か」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おごそか」
です!
手軽に厳かな雰囲気を感じたければ、神社やお寺に行ってみましょう。