今回の難読漢字は「甘藷」「鼬」「蛩」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「甘藷」
これはそのまま音読みにすると「かんしょ」です。
もちろんこれでも正解ですが、「かんしょ」と言われてぴんとくる人は少ないですよね。
「甘い」という字が入っていることから、口にする何かであることは予想できますが、野菜なのか植物なのか、もっと他の食べ物なのか・・・。
考えても何も浮かんでこない人は、ヒントを見て一緒に考えましょう!
「甘藷」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① そのまま焼くだけでも甘くて美味しいです。
ヒント➁ 「サ〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント③ スイートポテトの材料といったらコレ!
「甘藷」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「サツマイモ」です!
和名は、そのまま「かんしょ」とも呼び、もともとは琉球王国(現在の沖縄県)から鹿児島に伝わった野菜とされています。
「サツマイモ」の特徴は、やっぱりその甘さ。
漢字に「甘い」が入っているのは伊達ではなく、焼いて良し、煮て良し、揚げて良し、料理のおかずにもデザートにも何にでも使える万能のお芋でね。
甘くて美味しいお芋なので、地域によって「紅あずま」「安納芋」「金時」など、たくさんの品種が生み出されています。
なんだか、シンプルに焼き芋が食べたくなってきました・・・。
2問目はこの漢字!「鼬」
「鼬」の読み方をご存知でしょうか?
「鼠(ねずみ)」という字に似ていますが、右側に「由」という字がくっついていますよ。
動物の名前には違いなさそうですが…
漢字検定1級レベルの、まさに難読漢字だといえるでしょう。
さて、あなたには読むことができますか?
「鼬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 動物の名前です。夜行性で哺乳類。
- らちが明かないことを「〇〇〇ごっこ」といいます。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鼬」の読み方!正解は!?
正解は「イタチ」です。
イタチのオスは約体長30~45cm、メスは約20cmの一見かわいらしい動物ですが、実はかなり凶暴。
夜行性で、危険が迫ると悪臭を放って逃げて行きます。
イタチの仲間としては、ペットとして飼われる「フェレット」が良く知られていますね。
お互いが同じようなことをやり合ってらちが明かないことを「イタチごっこ」といいますが、語源は動物のイタチとは関係ありません。
「イタチごっこ、ねずみごっこ」と言い合いながら、お互いに相手の手をつねり合う遊びから「イタチごっこ」という言葉が生まれたということです。
最後はこの漢字!「蛩」
「蛩」は、生き物の名前を表す漢字です。
「蚕(かいこ)」?
「蛍(ほたる)」?
似ているけれど、違う漢字ですよね…。
でも漢字の下部分に「虫」が付いているのは共通点。
「蛩」もある虫の名前なんですよ!
さっそく見ていきましょう。
「蛩」の読み方のヒントは・・・?
「蛩」という漢字の上部分は、「恐ろしい」の「恐」に似ていますよね。
そう考えると恐ろしい虫なのかな!?と思ってしまいますが・・・
実物の「蛩」は、綺麗な声で鳴く秋のあの虫ですよ!
ひらがなで「〇〇〇〇」の4文字です。
分かりましたか?
「蛩」の読み方の答えは・・・
正解は、「こおろぎ」でした!
秋に綺麗な声を聴かせてくれますよね。
「蛩」という文字の上部分は「寂しげ」「穴の開いた・空洞の」という意味がある「巩(うつろ)」という漢字。
「蛩(こおろぎ)」は、秋に寂しげに鳴く虫をイメージしているのでしょう。
蛩の鳴く声のことを「蛩語(きょうご)」と言います。
秋の初めに鳴く蛩のことは「早蛩(そうきょう)」、秋に鳴く蛩のことは「秋蛩(しゅうきょう)」。
秋に風情たっぷりに鳴く蛩にまつわる熟語はたくさんあるんですね。
ただ…「蛩蛩」と蛩を2つ続けて書く「蛩蛩(きょうきょう)」は、「北海に生息すると言われる馬に似た想像上の恐ろしい動物」を表すんですって!
やっぱり「蛩」の文字は何だか恐ろしい!?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!