今回は「焼べる」「蠍」「擂粉木」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「焼べる」
「焼べる」の読み方をご存知でしょうか?
「やきべる」でも「しょうべる」でもありませんよ。
では、それ以外の読み方は…?
「焼べる」の読み方のヒントはこちら
- 火を起こす時に使う言葉です
- 燃やすために火の中へ入れること
- 「焚べる」と書くことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「焼べる」の読み方!正解は!?
正解は「くべる」です!
焚火や暖炉、かまどなどに薪を入れて火をおこす時に使う言葉ですね。
しかし、現代ではガスや電気で火を点けることがほとんどなので「くべる」という言葉を耳にするのは、キャンプに行った時か、小説やドラマの中の世界くらいになりました。
「焚べる」と書いて「くべる」と読む場合もよくありますが、どうやらこちらは当て字のようで、辞書に出て来るのは「焼(く)べる」の方です。
キャンプなどで、薪をくべて炊いたご飯の美味しさは格別ですね。
昭和の時代は、広場などで落ち葉を集めて焚火をする際に焼き芋を焼くこともありましたが、今ではそれも難しくなりました。
2問目はこの漢字!「蠍」
19画。
「画数が多い漢字=難しい漢字」という図式はなんとなく理解できますが、「蠍」もまさにその一つと言えるでしょう。
小学生の頃、「薔薇」が書けるか競っていた子がいたのを思い出しましたwww
漢字って、画数が多いものは際限なくあって、中国の漢字や造語と思われる漢字もあって、20画、30画なんていうのはまだ少ない方で、世の中には80画を超えるような漢字まであるから驚きです。
いや、むしろ80画オーバーの漢字って、平仮名で書いた方が早いじゃん・・・。
「蠍」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「虫へん」がついていますが、「昆虫」とはやや違います。
ヒント③ 毒針を持つことで有名です。
「蠍」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「サソリ」です!
英語では「スコーピオン」、毒針がある尻尾をもつことで有名な「蠍」は、なんと4億年前にその起源を見ることができる歴史ある生物です。
漢字に「虫へん」がついていることから、昆虫なの?と思う方もいるでしょうが、正確にはクモと同じジャンルの節足動物になります。
両手にハサミをもち、足は4対の全部で8本もあるって知ってました?
ということは、ハサミを入れると手足10本!?
毒針がある尻尾まであって、超恐いですね。
さすが歴史ある生物は違います。
でも、そんなすごい生物を珍味として食べちゃう人間の方がよっぽど恐ろしい・・・。
最後はこの漢字!「擂粉木」
「擂粉木」
これ、何と読むかわかりますか?
見たことや使ったことのある、身近なものなのですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「擂粉木」読み方のヒント!
「擂粉木」は身近なもの、と先に書きました。
ヒントとして、これがどこにあるのかお教えします。
ご家庭だとキッチンにあります!!
ないご家庭もありますが、
お家以外でも見かけたことあるはず。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「擂粉木」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「すりこぎ」
です!
「擂粉木」は、
「すり鉢で物をするときに使う棒」のこと。
すり鉢と擂粉木がセットであるご家庭もあるはず。
100円ショップなどでも簡単に手に入るものですし、
ミニサイズの擂粉木は、トンカツ屋さんでゴマをするときに使いますよね。
単なる「棒」と呼ばれていたり、
「めん棒」と勘違いしている人も多い道具です。
また、擂粉木は使うに従って短くなる道具。
それが転じて「少しも進歩せず、かえって退歩する人をあざける悪口」
として使われることもあるんです。
なんだか不遇な立場にある道具ですが、
料理をする人にとっては必需品のひとつ!
よく使うのに漢字は知らなかった!という方も、
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!