「竈馬」を何と読みますか?
不意に遭遇すると、思わず声が出るかも…
見た目のインパクトはすごいです。
「竈馬」の読み方のヒントは?
1.「竈馬」をひらがなにすると3文字になります。
2.『灯ともすや竈馬飛びつく佛の眼 』正岡子規
3.人目につかない薄暗い場所によく出没します。
正解は…
正解は「いとど」でした!
「竈馬(いとど)」は、俳句で秋の季語です。
「いとど」なんて名前は、初めて知る人が多いでしょう。
「カマドウマ」とも読みますが、こちらなら知っているのでは?
「いとど」は「カマドウマ」の古名です!
よく見ると子どもに人気があるバッタやコオロギに似ているのに、誰からも人気のないゴキブリにも似ている…一度見ると忘れられない不思議な昆虫。
害虫扱いされることがありますが、衛生面では何も問題ありません。
家の竈(かまど)に出没して、馬のように飛び跳ねていたことが「竈馬(カマドウマ)」の語源といわれています。
昔の民家では、竈と同様に薄暗い便所にも出没したので「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」とも呼ばれました。
他に、海老蟋蟀(えびこおろぎ)、御竈蟋蟀(おかまこおろぎ)という別名もありますよ。
「竈」の音読みは「ソウ」、訓読みは「かまど」「へっつい」、漢検準1級21画の漢字です。