今回のお題は「目処」「蝗」「約定」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「目処」
「目処」と書いて、なんと読むか分かりますか?
(もくど)とも読みませんし、目の付け所という意味でもありません。
多くの人が、仕事でよく口にする言葉だと思います。
何事も「目処」を付けなければ、先の予定が立たず行き当たりばったりになってしまうからです。
さて、「目処」と書いて、なんと読むでしょうか?
「目処」読み方のヒントは?
「目処」とは、めざす所、めあて、目標、物事の見通しのことです。
学校でも仕事でも、とりあえずの目処が立つ所まで来たら、半分完成したような気分になります。
そういう時に「目処がついてホッとした。」と使うことができます。
とりあえず、目処さえつけば安心です!
飲食店などでも、ピークを過ぎれば「その日の終わりの目処」が付くのではないでしょうか?
「目処」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇」です。
目途でも同じ読み方・意味ですが、目途は公的文章などで使います。
さて、もうわかりましたか?
「目処」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めど」
です!
目処が立たない状況が一番不安ですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「蝗」
「蝗」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(こう)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?
「蝗」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 ある虫偏から想像できる通り、昆虫の名前です。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「蝗」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「い」です。 一般的に虫としては特別身近というわけではありませんが、 ある地方ではこれを食用にするなど、食べられる虫ということで 有名かもしれませんね。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「蝗」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いなご」
です!
いなごは主に信州地方などで食用とされることで有名ですね。 海のない内陸の県において、昔は貴重なタンパク源とされていました。 またトノサマバッタなどが異常繁殖し、農作物や植物を食べ尽くすという「蝗害」でも 有名です。同じ「蝗」の字が使われていますが、実際にいなごが蝗害を起こすことはないとか。 今では殺虫剤もあることから蝗害が発生することはほぼなくなりましたが、昔は農作物などを 食べ尽くし、また卵が翌年も蝗害を引き起こすというループが発生して飢饉が起きたことも 世界中であったようです。
最後はこの漢字!「約定」
「約定」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(やくてい)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「約定」読み方のヒントは?
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。
辞書にも載っている一般的な言葉ですが、とある業界・分野で特によく使われる言葉で、 それ以外で使われることは少ないかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「約定」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「や」です。
約も定も、どちらの漢字も音読みですので、この言葉の読み方がわからなくても 少し知識のある方なら組み合わせで読めてしまうかもしれません。
定は「てい」の他に「ちょう」、他にも濁るパターンの音読みがありますね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「約定」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「やくじょう」
です!
約定は、約束を定めて取り交わすこと、という意味の言葉です。
身近な言葉だと「契約」とほぼ同じ意味だといえるでしょう。
普段はどちらかというと「契約」のほうが使われることが多く、 日常生活においてはあまり耳にすることがないかもしれません。
その代わりに金融や証券といった分野でよく使われている言葉で、 例えば株式取引において買い手と売り手の条件が揃って売買が成立したことを、 「約定した」と言います。
他にも、銀行から融資を受ける際などで取り交わす書面が、契約書ではなく約定書という名前の場合もあるそうです。