今日の難解漢字は
「厭世」
「釉薬」
「鳳鳴朝陽」
「自然薯」
「燔く」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「厭世」です!
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「厭世」の読み方をご存じでしょうか?
「厭気(いやけ)」や「厭味(いやみ)」という読み方がありますが、「いやよ」と読むのはもちろん間違いです。
では一体なんと読めばよいのか…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「厭世」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「世の中がいやになる」という意味です
- 最近の歌謡曲は厭世的な曲が多いね
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「厭世」の読み方!正解は!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min001-seikai.jpg)
正解は「えんせい」です!
厭世とは「世の中や人生をいやなもの、無価値なものだと思う」ことをいいます。
厭世という言葉は、「厭世観」「厭世主義」「厭世的」「厭世家」などのように、接尾辞を伴って使う場合が多いでしょう。
以下は「厭世」を使った例文になります。
- 不景気が続き、厭世観を持つ人が増えている
- 厭世家の彼は何を言われても納得しないだろうね
- 時代背景を反映した、厭世的な絵画が増えていた
類語としては「悲観」「絶望」「失望」「嫌悪」などがあり、対義語は「楽観」です。
2つ目の漢字は「釉薬」です!
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「釉薬」
これ、何と読むかわかりますか?
とある趣味をお持ちの方には「常識問題!」と思われるかもしれませんが、
人によっては「なにこれ?」となるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「釉薬」読み方のヒント!
「釉薬」は、陶芸などの焼き物に関心の高い方にとって
「読めて当たり前!」という漢字です。
よく間違えられがちなのが「しゃくやく」。
「釉」が「釈」と似ているので、読み間違えてしまうんですよね……
でも実際は「釉」は2文字の読み。
「〇〇やく」と読むのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「釉薬」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「ゆうやく」
です!
「釉薬」は、
「陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分」を指す言葉です!
「うわぐすり」とも言われており、
陶器の仕上げに塗り焼成することで定着します。
釉薬によって色をつけることができたり、
傷がつきにくいコーティングにもなったりするんですよ。
焼くことで現れる色は透明や緑、青、飴色などさまざま。
また、どんな土に塗るのかによっても色は変化します。
その美しい色合いに、焼き物のファンになった方も多いんです。
奥の深い「釉薬」を使った焼き物の世界。
お好きな方も多い趣味なので、スマートに読めるようになりましょう!
3つ目の漢字は「鳳鳴朝陽」です!
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「鳳鳴朝陽」を何と読みますか?
年賀状に印刷しているような…
中国語のような…
さあ、3つのヒントを見てみましょう!
「鳳鳴朝陽」の読み方のヒントは?
1.「鳳鳴朝陽」をひらがなにすると「〇〇〇ょ〇〇〇〇〇〇」になります。
2.「鳳鳴朝陽」を「ほうめいちょうよう」と読んでも正解です!
3.『鳳皇鳴矣、于彼高岡、梧桐生矣、于彼朝陽』中国の詩集「詩経」より引用
正解は…
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正解は「ほうちょうようになく」でした!
「鳳鳴朝陽」とは、「元旦に鳳凰が朝日に向かって鳴いた年は縁起がいい」という言い伝えです。
「鳳凰」とは、日本や中国を含む東アジア広域の言い伝えに登場する想像上の霊鳥。
人間を見定める力があり、天命を全うする人を祝福するといわれています。
日本では、天下泰平のときに姿を現しますよ!
「鳳凰」の姿は、頭がニワトリ、体の前が麟、後ろが鹿、首がヘビ、背中が亀、尾は魚など、さまざまな説があります。
着物や帯の吉祥文様(おめでたい席にふさわしい柄)としても有名ですね。
「鳳」の音読みは「ホウ」「ブウ」、訓読みは「おおとり」。
「凰」の音読みは「オウ」「コウ」、訓読みはこちらも「おおとり」。
「おおとり」とは、巨大な伝説上の鳥を広義に意味します。
4つ目の漢字は「自然薯」です!
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「自然薯」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「薯」は(いも)と読み、ジャガイモやさつまいも、サトイモなどいもの総称です。
しかしこの「自然薯」では(いも)とは読みません。
さて、「自然薯」と書いてなんと読むでしょうか?
「自然薯」読み方のヒントは?
「自然薯」は、先ほども言った通り「いも」のことです。
自然にできる薯と書いて「自然薯」です。
天然の自然薯は、非常に価格が高く粘り気があって甘くて美味しい!
とくに、まっすぐでほどよい太さの物が特に美味しくて人気なのだとか。
森に行けば、野生の自然薯を見かけますが、取る時もまっすぐ掘り進めなくてはいけないので、自分で取るのはかなり難しいです。
自然薯の種が「むかご」で、むかごご飯などにして美味しく食べられます。
自然薯は、お好み焼きに入れたり、短冊に切って食べたりできますが、私が好きなのはとろろです。
「自然薯」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「自然薯」の読み方、正解は・・・
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正解は・・・
「じねんじょ」
です!
山芋も同じことです。
とろろご飯に、とろろ蕎麦など、自然薯は栄養満点で美味しいです!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「燔く」です!
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「燔く」って何て読むかわかりますか?
(ばんく)ではありません。
火を使った調理方法を表しています。
さて、何と読むのでしょうか?
「燔く」の読み方のヒントは?
- 平仮名で書くと”〇く”です。
- 英語では「burn」と表現します。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「燔く」の読み方、正解は……
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正解は……
「やく」
です。
「焼く」(やく)と同じような意味ですが、少しだけ違います。
「燔く」(やく)は特に火の粉を散らしてやく様子を表しています。
「燔書」は「書物に火をつけて焼いてしまうこと」を表した熟語です。
パチパチと音を立てて本が燃えていく様子が目に浮かんできます。
実は(やく)という表現には、さまざまな漢字が当てられてきました。
ここで、いくつか紹介します。
「焦く」(やく)はちりちりと黒くなるときに使う漢字です。
また「焚く」(やく)は、煙を伴う場合に使います。
(たく)とも読みます。
他にも「灼く」(やく)は、物質の変化や変質が激しくなることを表現しています。
一口に(やく)といっても、さまざまなやきかたがあるようです。
やき方に関する漢字がこんなに様々あるなんて驚きですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!