今回のお題は「海驢」「困しむ」「雨滴」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「海驢」
「海驢」の読み方をご存じでしょうか?
「海」は「かい」、「驢」は「ろ」と読むことができますが、「海驢」を「かいろ」と読むのは間違い。
実はちょっと意外な読み方があるのです。
だれもが知っているある生き物の名前ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「海驢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 海に住む哺乳類の動物です
- 「海馬」と書く場合も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「海驢」の読み方!正解は?
正解は「アシカ」です!
「海驢(アシカ)」は鰭脚類(ききゃくるい)アシカ科の海洋生物。
「鰭脚類」とは、水中で生活できるように足がひれ状になった哺乳類のことで、オットセイやトド、アザラシなども含まれます。
しかし一般にはオットセイやトドなどは別扱いで、1種類の動物のみを「アシカ」と呼ぶ場合が多いようです。
また、「海驢(アシカ)」は「海馬」や「葦鹿」と表記することもあります。
2問目はこの漢字!「困しむ」
「困しむ」の読み方をご存じでしょうか?
「困難(こんなん)」の「困(こん)」が使われていますが、「こんしむ」と読んでしまうとかなり恥ずかしいかも。
では一体何と読めばよいのでしょう…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「困しむ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇しむ」の4文字
- 行き詰って悩むこと
- 「窘しむ」も同じ読み方
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「困しむ」の読み方!正解は!?
正解は「くるしむ」です!
「困しむ(くるしむ)」とは「行き詰って悩む」「動きが取れなくなって苦労する」という意味。
「くるしむ」というと一般的には「苦しむ」という字が使われますね。
しかし「くるしむ」には「困しむ」や「窘しむ」という表記もあり、意味は以下のように若干異なります。
- 苦しむ:体や心が辛くなる
- 困しむ:行き詰って悩む
- 窘しむ:追いつめられる、行き詰まる
もちろん、全て「苦しむ」を使っても間違いではありません。
しかし、少しずつ意味あいが違うということをこの機会に覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「雨滴」
「雨滴」の読み方をご存じでしょうか?
「雨(あめ)」の「滴(しずく)」と書いて「あめしずく」と読みたくなりますが、残念ながら間違いです。
「あましだり」「あめしだり」という読み方もされるようですが、今回はそれら以外でお答えください。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雨滴」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 雨のひとつひとつの粒のこと
- 「窓の隙間から雨滴が降り込んできた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雨滴」の読み方!正解は!?
正解は「うてき」です!
「雨滴(うてき)」とは読んで字のごとく、「雨のしずく」「雨のひとつひとつの粒」のことをいいます。
日本には雨に関する熟語がたくさんありますね。
たとえば「時雨(しぐれ)」「氷雨(ひさめ)」「春雨(はるさめ)」「慈雨(じう)」「涙雨(なみだあめ)」「天泣(てんきゅう)」などなど…
雨の呼び方が、季節や降り方によって様々に分かれているのは、農耕民族であることや台風が多いことなど、雨に密接に関わって生きてきた日本人ならではの感性だといえるでしょう。