今回の難読漢字は「櫨」「釣鐘」「木兎」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「櫨」
「櫨」って何て読むか分かりますか?
植物の名前です。
日本では関西地方より西側の暖かい地域に自生しています。
果実は楕円形で、色は白く「薩摩の実」とも呼ばれており、木蝋(もくろう)は「櫨」の果実から採取できる蝋です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「櫨」の読み方のヒントは?
花が咲くのは5月~6月頃で、黄緑色の小さい花が円錐状に集まって咲きます。
秋に紅葉する植物です。
日本以外に東南アジア、東アジア、台湾などで観賞できます。
花言葉は「真心」や「心が通じる」などです。
英語では「Japan wax tree」と表現します。
何と読むか分かりましたか?
「櫨」の読み方、正解は……
正解は……
「はぜ」
です!
「櫨」からとれる「木蝋」は、ヨーロッパ・アメリカ合衆国などに輸出し、ポマードなどの整髪料や、クレヨン・色鉛筆などの文房具などの原料になります。
また、口紅などの化粧品や医薬品、食品にも使われており、OA機器であるトナーやインクリボン、CD等多岐にわたって使用されています。
また、日本では「和ろうそく」にも使われています。「和ろうそく」には癒しの効果があると言われていますので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
2問目はこの漢字!「釣鐘」
「釣鐘」と書いて、なんと読むか分かりますか?
誰でも一度くらいは鳴らしたことのあるものだと思います。
境内(けいだい)にある釣鐘を鳴らして、音の余韻を楽しんだことありませんか?
さて、「釣鐘」と書いてなんと読むでしょうか?
「釣鐘」読み方のヒントは?
「釣鐘」とは、文字通り「釣る」「鐘」のことです。
お寺に行くと、釣鐘の横を撞木(しゅもく)で突いて音を鳴らします。
お寺にある物は、梵鐘(ぼんしょう)といい、時計が家に無かった時代は、この鐘を鳴らせて時刻を知らせるものだったそうです。
しかし現在では、「除夜の鐘」というイメージが定着しています。
ところでこの除夜の鐘、107回は大みそかに、そして最後の1回は新年につくのが正解なんだそうです。
「釣鐘」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
今回の漢字は簡単でしたね。
もうわかりましたか?
「釣鐘」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つりがね」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「木兎」
「木兎」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読めば「きうさぎ」ですが、もちろん間違いです。
兎の種類なのでしょうか?それとも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「木兎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 動物の名前です。
- 頭に耳のような形の羽毛があります。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「木兎」の読み方!正解は!?
正解は「ミミズク」です!
動物園やふくろうカフェなどでも人気の鳥なので、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「木兎(ミミズク)」はフクロウ科の鳥で、頭に兎の耳のような羽毛が立っているのが特徴。
また「ズク」とは日本の古い言葉で「ふくろう」のことです。
「ミミズク」という名前は「兎のような耳を持つふくろう」という意味なのですね。
さらにミミズクは木に棲んでいるため「木に棲む兎」という意味で「木兎」という字が当てられたと考えられています。