漢字読み講座

【難読漢字】「荻花」の読み方は?「萩」とは違う漢字ですよ!

「荻花」の読み方をご存じですか?

「荻」という漢字は「萩」とよく似ていますがまったく違う漢字です。「桜」が「桜花」となると読み方が変わるように、「荻」と「荻花」も読み方が違います。

いったい何と読むのでしょうか?

「荻花」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○きか」の3文字
  2. 音読みです
  3. 「○っか」と読むこともあります(○は同じ文字)

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「荻花」の読み方、正解は・・・


正解は

「てきか」

です!ヒントに書いたように「てっか」と読む場合もあります。

「荻」は音読みが「テキ」、訓読みが「おぎ」で、オギというイネ科の多年草の名前です。「荻花」はオギの花のことです。ススキにそっくりな穂のような形の花が咲きます。かつてはかやぶき屋根の材料として使われていたそうです。

「荻」と「萩」

最初に書いた通り「荻(おぎ)」と「萩(はぎ)」はよく似た漢字ですが、まったくの別物です。「萩」はマメ科の落葉低木で、紫色の花を咲かせる秋の七草のひとつです。

どちらも苗字や地名で使われることがあり、同じ漢字だと誤解している人も多いと聞きます。また、おぎはススキに見た目がそっくりですが、はぎは十五夜のお供えとして、ススキと一緒に縁側に置くこともあるそうで、更に紛らわしさが増長されているようです。

「荻」という字を見かけたら「萩」との違いに注意しつつ「荻花」の読み方も思い出してくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。