漢字読み講座

【今日の難読漢字】「血塗ろ」「戦いた」「埋没」「斧斤」「竓」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「血塗ろ」

「戦いた」

「埋没」

「斧斤」

「竓」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「血塗ろ」です!

「血塗ろ」の読み方をご存じでしょうか?

もちろん「ちぬろ」と読むのは間違いですよ。

見るからにオドロオドロしい雰囲気が漂って来るのですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「血塗ろ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇ろ」の4文字です
  2. 一面に血が付いていることをいいます
  3. 遺産をめぐって血塗ろの戦いが繰り広げられた

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「血塗ろ」の読み方!正解は!?

正解は「ちみどろ」です!

一般には「血みどろ」と表記する場合が多いようですね。

意味は、一面に血がついて血まみれになった状態のこと。

「みどろ」とは名詞の接尾語で、そのものにまみれた状態を指す言葉です。

血みどろ以外ではあまり使われませんが、「汗みどろ」という言葉もありますね。

また、「塗」と言う字は、「塗れる(まみれる)」と読むこともできます。

以下は「血みどろ」を使った例文です。

  • 彼らは文字通り血みどろとなって戦った
  • 血みどろの苦闘が続いた
  • 血みどろの死体が発見された

2つ目の漢字は「戦いた」です!

戦いた」と書いて、なんと読むか分かりますか?

よくにた言葉に「戦慄く」(わななく)がありますが、微妙に意味も違います。

戦いというイメージでも合っている事は合っていますが、ちょっと違います。

さて、「戦いた」と書いてなんと読むでしょうか?

「戦いた」読み方のヒントは?

「戦いた」とは、恐れて震える。という意味です。

最近の言葉で言えば「ブルった」「鳥肌立った」という感じでしょうか?

「戦慄く」は、「わなわなした」「怒りで震えが止まらない」という感じでしょうか。

微妙なニュアンスですが、少し違いますよね。

「戦慄く」は「戦慄」と書くと(せんりつ)と読みます。

「戦慄」の方がなじみがあるかもしれません。

さて、「戦いた」の読み方はわかりましたでしょうか?

「戦いた」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇いた」です。

さて、もうわかりましたか?

「戦いた」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おののいた」

です!

 

一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「埋没」です!

埋没」と書いて、なんと読むか分かりますか?

漢字通り、埋まる、没するというイメージで合っています!

色々な意味で幅広く使われている言葉なので、絶対に聞いたことのある言葉だと思います。

さて、「埋没」と書いてなんと読むでしょうか?

「埋没」読み方のヒントは?

「埋没」とは、

  • うずもれて外から見えない事
  • 世に知られずにいること
  • 没頭して周りが見えなくなっている事

です。

どちらにしても、世間からは見えない状態です。

土砂崩れで民家が埋まってしまうのも「埋没」。

本当はすごく賢い子が世に知られず埋もれているのも「埋没」。

賢い人が研究に熱中しているのも「埋没」。

他にも美容整形で、糸でまぶたを縫って二重にする「埋没法」という二重整形もあります。

メスを入れずに二重になれると人気の整形手術ですね。

「埋没」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「埋没」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「まいぼつ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「斧斤」です!

「斧斤」の読み方をご存じですか?

「斧」は木を切ったり薪を作ったりする時に使う大きな刃物のことですね。

「斤」は食パンの単位で見たことがあります。

これを合わせると、どのような読み方になるのでしょうか?

「斧斤」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ふ○○」の3文字
  2. 「絵画」のように、同じような意味を持つ漢字を使う熟語です
  3. 身近にあるものと同じ読み方をします

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「斧斤」の読み方、正解は・・・


正解は

「ふきん」

です!

「斧」の音読みは「フ」で「斤」の音読みが「キン」なので、音読みがわかっていればそのまま読むだけなのですが、どうしても身近にある「布巾」を思い出してしまいますね。

意味はそのまま「斧」や「まさかり」のことです。

「斤」は食パンの単位のほか、かつては重量の単位にも使われていましたが、訓読みが「おの」で「斧」や「まさかり」という意味もあるのです。

斧もまさかりも、木の柄に鉄の刃がついている刃物で、主に木を切る用途で使われていますが、刃の幅が狭く大きな木を切るのに向いているのが斧、刃の幅が広く、切った木の枝などを落とす作業に向いているのがまさかり、というように用途や使い方に違いがあるようです。

「斧斤」の読み方、面白いなと思ったら是非他の人にもクイズを出してみてください!

5つ目の漢字は「竓」です!

「竓」の読み方をご存じですか?

「毛」は「もう」と読みますが、この字は「もう」とは読みません。

それでは、どのように読むのでしょうか?

「竓」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ミ○○○○」の6文字
  2. 訓読みしかない漢字です
  3. 何かの単位をあらわしています

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「竓」の読み方、正解は・・・


正解は

「ミリリットル」

です!

単位をあらわす漢字はいくつかありますが、元々は読み方に漢字を当てたことから始まっています。

例えば「メートル」は「米突」と書き、それの省略形として「米」になっています。
同じように「リットル」は「立突」で省略形が「立」です。

更に、分数も漢字であらわすことができます。
1/10は「分」、1/100は「厘」、1/1000は「毛」です。

それぞれの文字を合わせた「竓」は1/1000リットル、つまり「ミリリットル(ml)」をあらわす漢字になるのです。

他にも単位をあらわす漢字がありますが、基本的には説明したルールで記述することができます。実は「グラム」も当て字があるのですが、こちらも難読漢字なのでここでは取り上げません。興味を持った方は、どのように書くのか是非調べてみてくださいね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!