漢字読み講座

【難読漢字】「貨賂」の読み方は?時代劇によく出てくるものと同じ意味です!

「貨賂」の読み方をご存じですか?

「貨」は「金貨」などで使う漢字で、「賂」の字は「路」という字に似ていますが違う漢字なので「かみち」とは読みません。

いったい何と読むのでしょうか?

「貨賂」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「か○」の2文字
  2. 音読みです
  3. 「賂」の字は「賄賂」と同じ読み方です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「貨賂」の読み方、正解は・・・


正解は

「かろ」

です!

「貨」は「価値のあるもの」「おかね」「商品」などの意味を持つ漢字で、「賂」は「金品を贈る」という意味の漢字です。

「貨賂」は「金銭や宝石などの贈り物。特に利益を得る目的で人に金銭などを贈ること」という意味で、ほぼ「賄賂(わいろ)」と同じ意味になります。

「貨賂」の歴史

「貨賂」は「賄賂」とほぼ同じ意味と書きましたが、実は「貨賂」という言葉の方が昔から使われていたようです。

最初に出てきたのは「日本書紀」です。一番古い記事が512年なので、少なくとも6世紀には使われていたことになります。当時は「貨賂」「賂(まいな)い」と言われていました。

1500年以上前から権力のあるところには貨賂(賄賂)がつきものというのはせちがらいですが、「貨賂」の読み方は是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。