今回のお題は「見ケ〆料」「千波万波」「金烏玉兎」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「見ケ〆料」
「見ケ〆料」の読み方をご存じでしょうか?
見たまま素直に読むと「みけしめりょう」になりますね。
残念ながら間違いですが、かなり惜しいかも!?
もしかしたら、ニュースなどで見聞きしたことがあるかもしれませんよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「見ケ〆料」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
- 「見ケ〆」とは「監督する、取り締まる」という意味
- 「料」は「りょう」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「見ケ〆料」の読み方!正解は!?
正解は「みかじめりょう」です!
「見ケ〆料(みかじめりょう)」とは、暴力団が縄張りとしている飲食店や風俗店などから「ショバ代」「用心棒代」として徴収する料金のことをいいます。
そもそも「見ケ〆(みかじめ)」とはヒントで紹介したように「監督する、取り締まる」ことなので、ショバ代を広い意味でとらえて付けた呼び名だといえるでしょう。
「見ケ〆料」は実際には「おしぼり代」や「おつまみ代」などの名目で集められるようです。
ちなみに「見ケ〆」という言葉の語源は不詳となっています。
2問目はこの漢字!「千波万波」
「千波万波」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は「せんなみまんなみ」と読んでしまったかも…?
ちょっと惜しいですけど、残念ながら間違いです。
正しく読むと、ちょっとした「早口言葉」みたいな感じですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「千波万波」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 「次々と打ち寄せる波」「多くの波紋」という意味
- 同名のサボテンがあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「千波万波」の読み方!正解は!?
正解は「せんぱばんぱ」です!
「千波万波(せんぱばんぱ)」とは次々と絶え間なく押し寄せる波や、多くの波紋という意味。
「千」や「万」は「鶴は千年亀は万年」などの諺にも使われているように、非常に多い数を表す言葉です。
なので「千波万波」は、限りなく押し寄せる敵の攻撃や災難、苦労などに例えて使われる慣用句となっています。
以下は「千波万波」を使った例文です。
- 千波万波のごとく押しかける敵に果敢に立ち向かう
- 千波万波を乗り越えてこの地に立っている
- とても言葉に表すことができないほどの千波万波があっただろう
また「千波万波(せんぱばんぱ)」と名付けられたサボテンは、押し寄せる波が無数に描かれたような美しい表面を持っています。
最後はこの漢字!「金烏玉兎」
「金烏玉兎」の読み方をご存じでしょうか?
「キンチョウ…」と読んだ方は残念ながら間違い。
「金鳥(キンチョウ)」は蚊取り線香や殺虫剤で有名ですが、「金烏玉兎」の「烏」をよく見ると「鳥」という字ではありませんよ。
さて、あなたには「金鳥玉兎」の正しい読み方がわかりますか?
「金烏玉兎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
- 時間や歳月のこと
- 「白兎赤烏」も同じ意味です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「金烏玉兎」の読み方!正解は!?
正解は「きんうぎょくと」です!
古代、太陽には3本足のカラス(烏)が住むとされていたため「金烏」は太陽のこと。
また、月には兎が住むとされていたため「白兎」は月のこと。
つまり「金烏玉兎」とは太陽と月という意味で、転じて「時間や歳月」を表す言葉です。
以下は「金烏玉兎」を使った例文になります。
- 沈みゆく夕陽を見ながら金烏玉兎に思いをはせる
- 仕事に追われて金烏玉兎を意識することもなかった
- 子どもの成長に金烏玉兎をしみじみと感じている
また、ヒントの3番で紹介した「白兎赤烏(はくとせきう)」も月と太陽を示した四文字熟語で「金烏玉兎」と同義語です。