リラックスや瞑想など、ヨガには心を落ち着ける効果があります。
実際に「ヨガ」に対してそういうイメージをお持ちの方も多いと思います。
ただ、日課としてヨガをするには時間がなかったり、ポーズの知識がなかったりしますよね。
今回はまさに理想である寝ながらできるヨガのポーズ、「屍のポーズ(シャバーサナ)」をご紹介します!
目次
屍のポーズ(シャバーサナ)とは?どういう意味?
上記のイラストが屍のポーズ(シャバーサナ)です。
ただ寝転んでいるだけのようにも見えますが、これもれっきとしたヨガのポーズなんですよ。
シャバーサナは、サンスクリット語で「屍(しかばね)」を意味する「シャバ」と、ポーズを意味する「アーサナ」を組み合わせた言葉です。
英語では「Corpse Pose」、日本では「屍のポーズ」と呼ばれ、魂が抜けた屍のように、体を動かさずに無の意識になることなどに由来しています。
「屍(死体、亡骸)」と名付けられるだけあって、完全に脱力して魂の抜けたような状態になるようなポーズを取ります。
屍のポーズ(シャバーサナ)の方法を解説!コツは?
- 仰向けに寝転び、広めに足を伸ばす。
- 両腕を体から少し離して広げる。
- 口や眉間に力が入っていないかなどを確認する。
- 屍のポーズ(シャバーサナ)の完成。
屍のポーズ(シャバーサナ)を取るにはコツがあります。
まずは仰向けに寝転び、腰幅より広めに足を伸ばします。
このときの足先はつま先が外側に向くように調整します。
次に両腕を身体から少し離して広げます。
このときの腕も足と同様に手のひらを外側に向けるイメージで、腕を外に開くと肩の力が抜けやすいです。
腰や肩の力が抜けていることを感じます。
力の抜き方がわからないときは一度、手先足先に力を込めてから脱力する、または関節を揺らすなどしてリラックスできる身体の状態を探します。
最後に喉元や眉間に力が入っていないか、口の中で歯を噛み締めていないかなどを確認します。
これらの状態がしっかり整っていると、屍のポーズ(シャバーサナ)が完成です。
屍のポーズ(シャバーサナ)を行う時間は?何分やるべき?
シャバーサナを行う時間に正確な決まりはありませんが、ヨガを行った時間の10%の時間が理想とされています。
少なくとも5分は行うとよいでしょう。
屍のポーズ(シャバーサナ)の効果は?
- 頭のリラックス
- ストレスの軽減
- 安眠
シャバーサナは精神的な効果が特に期待できるヨガのポーズです。
不安やストレスなど頭の中をめぐるさまざまなものを一度手放すことで、究極のリラックスを得ることができるでしょう。
屍のポーズ(シャバーサナ)で寝落ちしてしまう人は要注意?疲れているから寝てしまう?
今回紹介している屍のポーズ(シャバーサナ)ですが、このポーズをとってすぐに寝落ちしてしまう方は疲れが溜まっている可能性が高いです!
日頃の日常生活での自分では気付きにくい疲れが溜まっているのでしょう。
自身でしっかりと自分の身体の声を聞き、疲労に気づき、積極的なリカバリーが必要です。
屍のポーズ(シャバーサナ)を実際に取った感想
屍のポーズ(シャバーサナ)はいわゆる大の字で寝ているのと同じような体勢です。
このポーズに寝付きの効果があると言われても、寝入るときのポーズには人それぞれなんとなくお気に入りがあるはずです。
横向きじゃないと気持ち悪い、うつ伏せの状態じゃないと眠れない・・・等々あると思います。
私は横向きで寝付くことがほとんどですが、布団に入ってから寝付けないと思ったときは屍のポーズ(シャバーサナ)を取ります。
足幅、手の位置、身体の中の力を抜くなどのひとつひとつを確認してポーズを取ると、その時点でリラックスというか個人的には安心感と心地良さが押し寄せます。
正確な時間を測ったわけではないですが、5分もかからず寝落ちしてしまいます。
屍のポーズ(シャバーサナ)のまとめ
いかがでしたか?
私が通っているヨガのレッスンでは、屍のポーズ(シャバーサナ)は最後におやすみのポーズとしておこなわれることが多いです。
あまりの心地良さに何回かに一度は他の受講者のいびきが聞こえてくるほど効果は高いです(笑)
寝る前に、しかも布団に入ってからできるヨガのポーズはお手軽なので、ぜひ今晩からでも試してみてくださいね。