「睡眠のゴールデンタイム」という言葉は聞いたことがありますか?それは「22時~2時」のことで、この時間に寝ると良いというものです。
以前から言われている睡眠のゴールデンタイムですが、実は根拠がないと言われているんです。
では、質の良い睡眠に重要なものは何なのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。
睡眠のゴールデンタイムは嘘?
初めにもお伝えしましたが、「22時~2時の間は寝ていることで、良い睡眠がとれる」と言うのは、根拠のないと言われています。
これは夜10時に寝るのが一般的だったころに言われていたことで、この時間帯に眠ることで成長ホルモンが分泌されるとされていたからです。
しかし、成長ホルモンの分泌は時間帯ではなく、深く睡眠に入った状態で分泌されると、近年の研究でわかっています。
シンデレラタイムも嘘だった?
ちなみに、美容での「シンデレラタイム」を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
22時~2時の間で眠ることで美肌になる、というものですが、ゴールデンタイムと同様に根拠がないとされています。
肌にとっても大切なのは成長ホルモンです。肌のためにも、疲労回復のためにも、大切なのは時間帯ではなく、眠りの深さなのです。
睡眠に重要なのは?
上記で睡眠のゴールデンタイムはないとお話しました。では、質の良い睡眠に重要なのは何なのでしょうか?それは、入眠してすぐに深い眠りになることです。
そもそも睡眠は、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を一晩の間に4~5回繰り返しています。
初めにぐっと深いノンレム睡眠が現れ、起床の時間が近づくにつれて、眠りはどんどん浅くなっていきます。
実は、疲労回復に重要な成長ホルモンが分泌されるのは、初めの睡眠サイクルのノンレム睡眠のとき。
眠りについても、初めのサイクルのノンレム睡眠が浅くては、成長ホルモンが分泌が不十分で、疲労を持ち越してしまうかもしれません。
そのため、入眠してからしっかりと深いノンレム睡眠になるのかが大切なのです。
まとめ
多くの人が耳にしたことがある「睡眠のゴールデンタイム」についてご紹介しました。
質の良い睡眠には、寝る時間帯でなく、入眠してからどれだけ深い睡眠がとれるかが重要です。
もし、22時~2時の間に眠れないせいで良い睡眠を取れないと思っていた人は、睡眠の質について注目してみると良いかもしれません。
質の良い睡眠を取って、疲れをためない元気な体を手に入れましょう!
最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘策!/櫻井武
誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠®メソッド/松本美栄