睡眠とストレスはかなり密接に関係しています。
現代人は夜遅くに睡眠する人が多く、睡眠時間が不足してしまうことも少なくありません。
しかし、睡眠時間が不足して睡眠の質が落ちるとそれだけストレス耐性が弱くなります。
本記事では睡眠とストレスの関係について解説します。
ストレスとは?
ストレスと一言でいってもその種類は様々です。
一般的に人間関係や仕事、家庭環境などの外部的な悩みによって生まれる心身への負荷のことをストレスと言われています。
他にも、気温や騒音、肉体的な疲労などもストレスだと言われていて、決して精神的なものだけがストレスではありません。
大きなストレスや慢性的なストレスが発生すると、交感神経や副交感神経などで作られる自律神経に影響を与えます。
自律神経という観点からストレスと睡眠はかなり密接な関係にあるのです。
ストレスが溜まるとどうなる?
ストレスが溜まると交感神経が刺激され、脳が興奮状態になります。
夜間にその状態になると緊張状態が続いて寝づらくなります。
同時に睡眠も浅くなってしまうため、ノンレム睡眠が少なくなり、疲労回復もうまくいかなくなります。
なかなか寝付けない状態が続くと寝付ける時間が遅くなり、元々夜型の生活スタイルの人ならともかく、朝型の生活スタイルの人だと朝早くに起きる必要があるため、結果的に睡眠不足になります。
ストレスが溜まる
→交感神経が刺激されて脳が興奮状態になる
→緊張状態になって寝られなくなる
→寝付ける時間が遅くなり、睡眠不足になる
ストレス解消の方法は?
ストレス発散法の代表例として、運動することやカラオケに行くことなどが挙げられますが、歌うことに対する悩みでストレスがあるならカラオケに行ってもかえって逆効果になるため、ストレスの発散法は人によって異なります。
しかし、ストレスによる睡眠不足を軽減する方法なら誰でも実践できます。
例えば、寝不足だからといって日中に長時間寝ると余計に夜に寝れなくなるので仮眠程度に抑えるべきです。
また、コーヒーの香りで気持ちを落ち着かせることはできますが、カフェインは交感神経を刺激します。
アルコールも入眠効果は高くても中途覚醒しやすい欠点があるので、これらの摂取は控えた方がいいです。
他にも、寝る90分前に入浴して深部体温を下げたり、寝る2時間前には食事を済ませて眠気を促すことも効果的です。
まとめ
ストレスを抱えると睡眠不足に陥りやすくなり、それが続くと睡眠不足の悪循環に陥って最悪の場合精神疾患にかかる可能性があります。
少しでもストレスがあると感じたら、周囲の人に相談したり、自分にとってのストレス発散法を確立しておくことをおすすめします。