漢字読み講座

「些か」「鑿」「長ける」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「些か」「鑿」「長ける」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「些か」

「些か」の読み方をご存じでしょうか?

「わずか」と読むのは間違いですよ…

「些」は漢字検定準1級レベルの漢字なので、なかなかの難読だといえるでしょう。

さて、あなたには読むことができますか?

「些か」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇か」の4文字。
  2. 「少し」「ちょっと」という意味。
  3. 今回の成績には些かの自信があります。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「些か」の読み方!正解は!?

正解は「いささか」です!

「いささか」という言葉は日常ではあまり使われません。

しかし、ビジネスの場や、フォーマルなメールなどで使われることが多いでしょう。

「いささか」には「少し」や「ちょっと」という意味がありますが、これらは、ビジネスシーンなどにはそぐわない場合が多いからです。

たとえば新商品について話す場合に「新商品の開発にはちょっと時間がかかりました」と言うよりも「新商品の開発にはいささか時間がかかりました」と言った方がふさわしいですよね。

また、自信のほどを語る場合に「とても自信があります」と言うのではなく「いささか自信があります」と表現すると、謙遜しつつも、自信を持っていることが相手に伝わります。

日常では馴染みの少ない言葉ですが、漢字の書き方も含めて、この機会に覚えておいてくださいね。

2問目はこの漢字!「鑿」

「鑿」の読み方をご存じでしょうか?

「金」と「業」に似た字が使われていますが「きん」や「ごう」と読むのは間違いです。

画数が多いため、字が小さいと何が書かれているのかわからなくなりそうですね。

漢字検定1級レベルの超難読漢字です。

さて、あなたには読むことができますか?

「鑿」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
  2. 木や石などに穴を空けたり、溝を掘ったりするのに使う工具。
  3. 石屋から鑿の音が聞こえてくる。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「鑿」の読み方!正解は!?

正解は「ノミ」です!

本当に複雑な漢字で、画数はなんと28画もあります。

画数が多すぎて読みにくいせいもあり、ほとんどの場合「ノミ」「のみ」などと書かれています。

ノミは、なんと石器時代から原型があるといわれていますよ。

現代のノミは鉄でできていますが、かつては青銅でした。

近年では電動工具があるためノミが使われる機会が減りましたが、それでも細かい仕事には今でもノミが欠かせないようです。

最後はこの漢字!「長ける」

「長ける」の読み方をご存じでしょうか?

「ながける」や「ちょうける」と読んでしまうと、かなり恥ずかしいかも知れません…

「長」は小学校2年生で習う簡単な漢字なのに、読めそうで読めない人も多いのでは。

さて、あなたには読むことができますか?

「長ける」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇ける」の3文字です。
  2. 優れている、秀でているといった意味。
  3. 「彼はスポーツに長けている」のように使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「長ける」の読み方!正解は!?

正解は「たける」です!

読み方を聞くと、よく使われる言葉ですね。

意味はヒントで紹介した「優れている」「秀でている」ことの他に、「盛りの時期」や「盛りを過ぎる」といった意味もあります。

「秋たける」「年たける」「日がたける」などがそうですね。

「たける」は、「闌ける」と書かれる場合もありますが、一般には「長ける」と表記される場合が多いといえます。

ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!