今日の難解漢字は、
「水雲」
「闘球」
「焼べる」
「叛く」
「撒布」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「水雲」です!
簡単な漢字に少し難しい読み。
難読漢字の基本パターンの一つです。
今回ご紹介する「水雲」もその一つ。
「すいうん」というそのままの音読みも実は正解なのですが、もうひとつの読み方を考えてみてください。
もちろん「みずぐも」ではありません。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「水雲」の読み方のヒントは?
実はこれ、ある食べ物の名前なんです。
海藻の一種で、酢漬けにするのが最もポピュラーです。
麺のようにすすって食べる方も多いのではないでしょうか?
このヒントで分かりましたでしょうか?
続いて、正解発表です!
正解は…
正解は…
もずく
でした!
字面からはあまり想像することが出来ない読みなので、少し驚きますよね。
ちなみに、「水雲」という漢字表記になったのは、海中で波にたゆたう「もずく」の姿が雲のように見えたからだそうです。
なんだか素敵な漢字の当て方ですね。
次からもずくを見たらそうした由来も思い出してみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「闘球」です!
「闘う球」と書く「闘球」。
この字が使われるものといえば、「闘牛」や「闘犬」など、物々しい雰囲気があるものが多いですが、何か球状のものが闘うのでしょうか・・・。
これは、完全に当て字ですので、想像するのも難しい難問になります。
「闘う球」って、いったいどんな球!?
「闘球」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはスポーツ競技の名前です。
ヒント② 独特の形をした「球」で、闘うのは球ではなくむしろ選手です。
ヒント③ 「ラガーマン」はこのスポーツ競技の選手のことです!
「闘球」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ラグビー」です!
ラグビーとは、イギリスの地名「ラグビー」にある「ラグビー校」を発祥地とするフットボール競技です。
チームの人数は15人だったり13人だったり、時には9人や7人などルールによってその人数が異なります。
体格のがっちりしたラガーマンが、タックルを繰り出しながら、ゴールまで駆け抜ける様は圧巻そのもの!
「学生時代はラグビー部でした!」というだけで、その容姿が想像できてしまうほどのインパクトがあり、まさに青春そのものという感じがしますね。
日本のチームも近年では世界的に強豪になってきて、注目のスポーツの一つです!
3つ目の漢字は「焼べる」です!
「焼べる」の読み方をご存知でしょうか?
「やきべる」でも「しょうべる」でもありませんよ。
では、それ以外の読み方は…?
「焼べる」の読み方のヒントはこちら
- 火を起こす時に使う言葉です
- 燃やすために火の中へ入れること
- 「焚べる」と書くことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「焼べる」の読み方!正解は!?
正解は「くべる」です!
焚火や暖炉、かまどなどに薪を入れて火をおこす時に使う言葉ですね。
しかし、現代ではガスや電気で火を点けることがほとんどなので「くべる」という言葉を耳にするのは、キャンプに行った時か、小説やドラマの中の世界くらいになりました。
「焚べる」と書いて「くべる」と読む場合もよくありますが、どうやらこちらは当て字のようで、辞書に出て来るのは「焼(く)べる」の方です。
キャンプなどで、薪をくべて炊いたご飯の美味しさは格別ですね。
昭和の時代は、広場などで落ち葉を集めて焚火をする際に焼き芋を焼くこともありましたが、今ではそれも難しくなりました。
4つ目の漢字は「叛く」です!
難読漢字で知識を増やしましょう!
今日の漢字は「叛く」です。
あまり見かけない漢字ですね…。
「叛く」の読み方のヒントは…
昔、朝廷に「叛く」者たちを朝敵と呼びました。
朝敵とは、天子(天皇)に「叛く」者たちです。
母国に「叛いて」スパイになった。
正解は…
正解は…
「そむく」
でした!
「叛く」は「裏切り」を意味します。
また、わきを向いたり背中を向けたりする動作も含みます。
「叛く」と「背く」は同訓異義
現在、「叛く」は「背く」に置き換えられるケースがほとんどです。
ほぼ同義語として扱われることが多いでしょう。
でも、「叛く」と「背く」には、実は微妙な意味の違いがあるのだそう。
「叛く」:味方であったものが敵になる「裏切り」を意味する。
「背く」:命令、意見、約束、期待、ルールなどに「従わない」こと。
このような関係を「同訓異義」といいます。
「叛」を使う言葉
「叛く(そむく)」は訓読みです。他に「叛れる(はなれる)」とも読みます。
音読みでは「ハン」「ホン」と読みます。
叛逆者(ハンギャクシャ)・叛乱軍(ハンラングン)・叛骨精神(ハンコツセイシン)・叛旗(ハンキ)をひるがえす・謀叛(ムホン)
たくさんありますね!
音読みの「叛」を「反」に置き換えるケースが多いでしょう。
5つ目の漢字は「撒布」です!
「撒布」って何て読むか分かりますか?
(さんぷ)ではありません。
(さんぷ)は「散布」ですので、「手へん」がありません。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「撒布」の読み方のヒントは?
例文①:全ての農地に水を「撒布」するように命じた
例文②:驚くべき遠距離に「撒布」される
という風に使います。
意味は「広範囲にまき散らすこと」です。
何と読むか分かりましたか?
「撒布」の読み方、正解は……
正解は……
「さっぷ」
です!
現在では、「撒布」も「散布」も(さんぷ)と読むようになりましたので、
厳密には間違いではありません。
「散」につられて(さんぷ)と読む人が多かったためです。
同じ間違いをする人が多いと、その間違いがそのまま定着し、「慣用音」と呼ばれる音読みが生まれます。
「撒布」と似たような言葉で「噴霧」がありますが、意味に違いがあります。
「撒布」は水や薬剤をそのままジョウロ等を用いてまき散らすことですが、「噴霧」は液状のものを霧状(ミスト)にしてまき散らす必要があります。噴射器等を使って、農業等で農薬をまくときに使う言葉です。
最近ではドローンを導入して農薬を「撒布」する人も増えてるようですね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!