漢字読み講座

【今日の難読漢字】「東雲」「原す」「幼気」「覿面」「霊璽」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「東雲」

「原す」

「幼気」

「覿面」

「霊璽」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「東雲」です!

漢字クイズのお時間です。

今回ご紹介するのは「東雲という漢字です。

「東」も「雲」も何度も目にしたことのある漢字だということもあり、簡単に見えるかもしれません。

しかし、正しい読み方は「ひがしぐも」ではありません。

実は「とううん」でも正解なのですが、今回はより一般的な読み方を考えていただきます。

あなたはこの漢字の読み、分かりますか?

東雲」の読み方のヒントは?

正直この字面から読みを考えて導き出すのは非常に難しいので、ヒントも非常に出しづらいです。

あえて言うなら文字数くらい。

合わせて4文字、「し」で始まって「め」で終わります。

「し〇〇め」

お分かりでしょうか…?

正解は…

正解は…

しののめ

でした!

「明け方に東の空にたなびく雲」や「明け方」を指す言葉です。

かの有名な『枕草子』の冒頭では春は明け方が趣深いと記されていますが、これには現代の私たちの感性でも十分に共感できます。

みなさんは東雲、好きですか?

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「原す」です!

原っぱの「原」に送り仮名の「す」。

 

というか、「原」って訓読みできるの??というのが本音だと思います。

 

漢字はすごく簡単なのに、送り仮名がついた途端、読めなくなるこの現象はまさに難読漢字の真骨頂でしょう!

 

さらに、漢字自体が簡単なのも何だか悔しい・・・。

 

これは超難問でもあるので、素直にヒントを見た方がいいかも!?

 

「原す」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇す」の3文字です。

ヒント② 罪をとがめないことを何と言う?

ヒント③ 最初の文字は「ゆ」です。

 

「原す」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ゆるす」です!

 

「原す」とは、「許す」という字と同じで「罪をとがめないこと」です。

 

もともと、「原」という漢字には「広く平らな土地」という意味の他に、「源」や「根本」といった意味もあり、根本に立ち返るということから転じて「元に戻る」、「根本を見定める」となったようです。

 

確かに、大草原のような広い「原っぱ」は、大地の「根本」のような感じがしますし、全ての罪を許してしまいそうな、そんな荘厳さも持ち合わせていますもんね!

3つ目の漢字は「幼気」です!

「幼気」と書いて、なんと読むか分かりますか?

多くの人が(おさなげ)と読んでしまいますが、正しくは違います。

(おさなげ)は幼げです。

でもイメージは合っていると思います。

本来の読み方はおさなげよりもより無垢なイメージで、よく聞く言葉だと思います。

さて、「幼気」と書いてなんと読むでしょうか?

「幼気」読み方のヒントは?

「幼気」は、痛々しく、いじらしいさま、幼くてかわいいさまという意味です。

純粋、無垢であるからこそ、必死の頑張りが見る人の心に染み込みます。

幼気な少年・少女が頑張っていると胸を撃たれます。

「幼気な子」とは、心が痛むほどかわいい子という意味です。

可愛すぎて、胸がキュンとしてしまうほど可愛い子ども、いますよね!

話しても可愛い、歌っても可愛い、動いても可愛い、何をしても可愛い子どものことです。

「幼気」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!

もうひとつヒントをいうと「〇〇〇け」です。

さあ、もうわかりましたか?

「幼気」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「いたいけ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「覿面」です!

「覿面

これ、何と読むかわかりますか?

 

見たことも書いたこともないような漢字がありますね。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「覿面」読み方のヒント!

 

「覿面」ですが、実はよく使われる言葉にも入っているんです。

 

その言葉が「効果覿面」!

言葉を知っていれば読めますよね?

 

さて、あなたは正しく読めるでしょうか?

 

「覿面」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「てきめん

です!

 

「覿面」は、

「まともに見る」「面と向かって見る」こと。

また、それが転じて効果や成果がすぐに現れること」も表します。

 

先に出した「効果覿面」は、

「目の前で即座に効果が現れる」という意味です。

 

「テレビで取り上げられたため覿面に売上が良くなった」

「ひきはじめの風邪に、薬が覿面に効く」

などの例文が挙げられます。

 

因果関係がわかりやすく、何かの行動や言動が効果を表した時に使える言葉ですよ!

 

ビジネス上でも「広告出稿の効果が覿面に現れる」など、

使える場面が多くあります。

 

同じ「覿面」を使った熟語には「因果覿面」「応報覿面」というものもあります。

 

どちらも「悪い行いの報い受けること」という意味。

あまり使いたくない言葉ではありますが、覚えておいて損はありません!

 

難しい漢字ですが、覚えてしまえば簡単です。

ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!

5つ目の漢字は「霊璽」です!

「霊璽」の読み方をご存じでしょうか?

「霊」は、幽霊や霊園などでお馴染みの「れい」ですね。

では「璽」という漢字は何と読むでしょう?

雨という字に似ていますが「れいう」や「れいあめ」と読むのは間違い。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「霊璽」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 神道において、仏壇の位牌にあたるもの
  3. 御霊代(みたましろ)とも呼ばれる

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「霊璽」の読み方!正解は!?

正解は「れいじ」です!

「璽」は普段見かけない漢字ですが、なんと常用漢字に入っており「天皇の印」などの意味を持ちます。

「霊璽」は神道によって故人を家庭内で供養する際に御霊をうつす依代(よりしろ)のことで、仏壇の位牌に相当するものです。

位牌には戒名を入れますが、霊璽にも「霊号」という文字入れが行われ、霊号は性別や年齢、身分などによって異なり、仏教の位牌と同じような流れで作られます。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!