目次
CBD(カンナビジオール)とは?|CBDの意味
まず初めに、CBD(カンナビジオール)とは何なのでしょうか?
CBD(カンナビジオール)とは、植物の大麻草に含まれるたくさんの有効成分のうちの1つです。
2018年には、CBDの安全性と医療における効果がWHO(世界保健機関)によって認められ、現在もさまざまな病気に対する有効性が注目されています。
CBD(カンナビジオール)とは?|違法性はないの?
大麻草と聞くと「違法なんじゃないの?」「怪しい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、CBDに違法性はありません。
CBDは、海外だけでなく日本でも合法です。
日本での法律である、大麻取締法と麻薬及び向精神薬取締法を遵守しているからです。
【大麻取締法】
大麻取締法での「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
参考:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81108000&dataType=0&pageNo=1
CBDは大麻草の茎や種子から抽出することのできる成分です。
ですので、大麻草の茎や種子から抽出したCBDは大麻取締法における大麻には当てはまりません。
また、CBDは麻薬及び向精神薬取締法における禁止成分に当てはまりません。
これらの理由でCBDに違法性はありません。
日本で違法とされているのは、同じく大麻草の成分の1つであるTHC(テトラヒドロカンナビノール: Tetrahydrocannabinol)です。
THCは大麻草の茎や種子以外から抽出されるため大麻取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法において禁止成分とされているため違法です。
また、CBDとTHCのどちらも大麻草に含まれる成分ですが、作用は全く違います。
合法であるCBDの作用について、THCと比較しながら見ていきましょう。
CBD(カンナビジオール)とは?|CBDの作用
まず、CBDには、向精神薬の作用はありません。
向精神薬とは、人々の精神活動に何らかの影響を与える薬物のこと。
身近なものでいえば、たばこ(ニコチン)やお酒(アルコール)、他にもLSDやコカイン、MDMAなどがそうです。
向精神薬を摂取すると、例えば気分がハイになったり落ち込んだりします。
THCには向精神薬の作用がありますが、CBDにはありません。
つまり、CBDを摂取しても精神的影響はないということです。
上記を踏まえた上で、CBDには以下のような作用が期待されています。
薬機法に基づき、効果や効能を謳うことはできませんが、CBDを使用した研究では以下のような結果が出ています。
- 抗難治性てんかん性脳症の発作頻度の抑制
- 線維筋痛症の抑制
- 抗炎症作用
- 糖尿病の緩和
- 鎮痛作用
- 制吐作用
- アルツハイマー病の抑制・・・などなど
また、ネット上の口コミでは、
「CBDを使う日は入眠がスムーズ」
「CBDを摂取したら寝起きが良くなった」
など、睡眠に関するポジティブな感想を多く見つけることができます。
このように様々な効果が期待・実感されているCBDですが、日本で販売されているCBDにはどのような種類があるのでしょうか?次で解説していきます。
参考:https://bibgraph.hpcr.jp/abst/pubmed/31333569
参考:http://www.jcam-net.jp/data/pdf/21017.pdf
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jalliedhealthsci/9/2/9_112/_pdf/-char/ja
CBD(カンナビジオール)とは?|CBDの種類
CBDの種類は、主に12種類あります。
- CBDオイル
- CBDリキッド
- CBDカートリッジ
- CBDペン
- CBDパウダー
- CBDペースト
- CBDワックス
- CBDグミ
- CBDタブレット
- CBDティー
- CBDコーヒー
- CBDプロテイン
それぞれ詳しく見ていきましょう。
CBDオイルとは?
CBDオイルとは、その名の通りCBD成分の含まれたオイルです。
オイルを舌に数滴たらして転がすことで効果が発揮されます。
CBDオイル1つで効果を得ることができます。
CBDリキッドとは?
CBDリキッドとは、CBDの効果を吸引して得るタイプのものです。
アトマイザー(リキッドを入れる部分)や電子タバコ(VAPE)の吸引機を必要とします。
アトマイザーにCBDリキッドを入れたら摂取ができるようになります。
吸引の仕方は電子タバコ(VAPE)と全く同じです。
アトマイザーや電子タバコ(VAPE)の吸引機を持っている方にとっては馴染みやすいかもしれませんね。
CBDカートリッジとは?
CBDカートリッジとは、元々カートリッジ内に入ったCBDリキッドを吸引するものです。
カートリッジ内のCBDリキッドが無くなったら、新しいカートリッジに交換するだけで利用できます。
CBDカートリッジは、リキッドをアトマイザーに入れる手間がありません。
CBDカートリッジをそのまま電子タバコ(VAPE)吸引機に装着できるので、機器さえ持っていればすぐに吸うことができます。
CBDペンとは?
CBDペンとは、使い捨てのCBDリキッドです。
アトマイザーや電子タバコ吸引機を必要とせず、そのまま吸うことのできるCBDです。
「CBDを吸引して摂取したいけどアトマイザー・電子タバコ(VAPE)の吸引機を持っていない」という方はこちらを使用すると良いでしょう。
CBDパウダーとは?
CBDパウダーとは、パウダー(粉末)状のCBDのことです。
その摂取方法の多さがCBDパウダーの特徴。
そのまま舐めたり、鼻から吸ったり、料理・飲み物に混ぜたりして摂取することができます。
シアバターやボディクリーム、化粧水に混ぜてお肌に塗ることも。
オイルやリキッドに混ぜ、濃度を高めて摂取する方法もあります。
CBDペーストとは?
CBDペーストとは、ペースト状のCBDのことです。
濃度の濃いCBDオイルのようなもので、直接口に入れて摂取します。
口内で転がすことで効果が発揮されます。
CBDペースト1つで効果を得ることができます。
CBDワックスとは?
CBDワックスとは、ワックスタイプのCBDです。
専用ポッドや電子タバコ(VAPE)の吸引機で摂取します。
直接口に入れてもOKです。
かなり濃度が濃いため、効果も得やすいのではないでしょうか。
CBDグミとは?
CBDグミとは、CBD成分の含まれたグミのことです。
そのまま食べて摂取します。
グミの味が、CBDの独特な味をかき消してくれるため、CBD初挑戦の方には最も適している種類かもしれません。
また、場所や場面を問わずに摂取できるので、CBD愛用者にも人気です。
CBDタブレットとは?
CBDタブレットとは、CBD成分の含まれたタブレットのことです。
CBDグミと同じく、食べて摂取します。
グミよりはタブレットの方がCBDの味は強いです。
ただ、食べるだけで効果を得ることができるのは手軽で嬉しいポイント。
CBDティーとは?
CBDティーとは、CBD成分の含まれた茶葉のこと。
普段お茶をいれるときと同じようにCBDティーをいれます。
普段からお茶を飲む方は置き換えやすくて良いかもしれません。
CBDコーヒーとは?
CBDコーヒーとは、CBD成分の含まれたコーヒーのこと。
一般のコーヒーを入れるのと同じ手順で作ることができます。
飲むだけで摂取できるので、お手軽ですよね。
CBDプロテインとは?
CBDプロテインとは、CBD成分の含まれたプロテインのこと。
摂取の仕方は、ふつうのプロテインの飲み方と同じです。
運動している方にとっては、プロテインとCBDを同時摂取できるので一石二鳥です。
CBDの主な種類は以上です。
CBDは日本に流通し始めたばかりだということもあるので、今後ますます種類が増えていくことが考えられます。
CBDとは?CBDの意味についてまとめ
- CBDはWHO(世界保健機関)によって安全性と医療における効果が認められている
- CBDは大麻草の茎や種子から抽出しており、日本でも合法
- CBDに向精神薬の作用はない
- CBDの研究では鎮痛作用・制吐作用・抗炎症作用などの効果が認められた
- 「CBDの摂取によって睡眠の質が改善された」という感想がネットでは多い
- CBDの種類は11種類ほどあり、どれも手軽に摂取することができる
CBDの意味についてまとめると、上記のようになりました。
大麻草というだけで「怪しい」「怖い」と敬遠されがちなCBD。
だからこそ、しっかりとどういうものなのか理解することで安心して利用し始められそうですよね。
効果の感じ方は人それぞれなので、多くある種類の中から選んで1度自分で試してみるのが良さそうです。
この記事がCBDについて知りたいあなたのお役に立てていれば幸いです。