漢字読み講座

【今日の難読漢字】「瘡蓋」「擂粉木」「苛む」全部読めたら漢字マスター!「苛む」を「かむ」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「瘡蓋」

「擂粉木」

「苛む」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「瘡蓋」!

 

「瘡蓋」は、人間にとって身近なものです。

 

みなさんも、これが体にできたのが一度や二度ではないはず!

特に子どもの頃、元気に外で遊びまわっていると

これができる回数も多かったはずです。

 

さて、一体何と読むのでしょうか?

 

「瘡蓋」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「かさぶた

です!

 

「瘡蓋」は、

「傷の表面に血液や漿液(しょうえき)、膿などが滲み出て固まった皮」のこと。

 

このように書くと仰々しいですが、

傷跡に赤黒くできる皮のこと。

 

小さい頃、ひざやひじに瘡蓋を作っていた方は多いのではないでしょうか。

 

切り傷やすり傷で血が出てしまった後に現れるので、

子どもだけではなく、大人になってからも見た経験があると思います。

 

「瘡」この漢字自体に「傷」や「できもの」という意味があり、

それに「覆い隠すもの」という意味の「蓋」という感じが合わさることで、

「瘡蓋」を表しているのだそう。

 

ちなみに佐賀県では瘡蓋のことを「つ」と呼ぶそうですよ!

 

 

身近なものなのに漢字は知らなかった!という方も、

ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!

 

次の難読漢字は「擂粉木」!

 

「擂粉木」は身近なもの、と先に書きました。

 

ヒントとして、これがどこにあるのかお教えします。

ご家庭だとキッチンにあります!!

 

ないご家庭もありますが、

お家以外でも見かけたことあるはず。

 

さて、一体何と読むのでしょうか?

 

「擂粉木」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「すりこぎ

です!

 

「擂粉木」は、

「すり鉢で物をするときに使う棒」のこと。

 

すり鉢と擂粉木がセットであるご家庭もあるはず。

100円ショップなどでも簡単に手に入るものですし、

ミニサイズの擂粉木は、トンカツ屋さんでゴマをするときに使いますよね。

 

単なる「棒」と呼ばれていたり、

「めん棒」と勘違いしている人も多い道具です。

 

また、擂粉木は使うに従って短くなる道具。

それが転じて「少しも進歩せず、かえって退歩する人をあざける悪口」

として使われることもあるんです。

 

なんだか不遇な立場にある道具ですが、

料理をする人にとっては必需品のひとつ!

 

よく使うのに漢字は知らなかった!という方も、

ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!

 

最後の難読漢字は「苛む」!

 

「苛む」の漢字は、

「苛々」で「イライラ」と読みます。

 

それなら答えは「いらむ」だ!

と思った方、残念!

 

「苛む」は「〇〇〇む」と3文字が入ります。

 

さて、一体何と読むのでしょうか?

 

「苛む」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「さいなむ

です!

 

「苛む」は、

「叱ったり責め立てたりする」こと。

また「いじめる・苦しめる」という意味も持ちます。

 

「弱い者を苛む」「騒音に苛まれる」など

良い意味では使われない言葉です。

 

「苛」という漢字に

「きつい」「きびしい」「むごい」などの意味があるため、

この漢字が使われると、大体はネガティブな意味になってしまいます。

 

よくセットで使われる言葉として

「良心の呵責に苛まれる」というものがあります。

 

呵責は、こちらも「厳しく叱る」という意味。

つまり「自分の良心が厳しく責め立て、自分自身を苦しめる」という言葉なんです。

 

ネガティブな言葉ではありますが、

新聞や小説などでは比較的よく見かける「苛む」。

 

一般教養として覚えておくべき漢字なので、

ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

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toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!