漢字読み講座

【今日の難読漢字】「馬大頭」「糸瓜」「副える」「蔓延る」「忌々しい」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「馬大頭」

「糸瓜」

「副える」

「蔓延る」

「忌々しい」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「馬大頭」です!

馬という感じがある以上、何かの動物の名前と思われた方も多いことでしょう。

馬の大きな頭と書いて、何と読むのでしょうか?音読みしたところで、かすりもしない読み方なのでこれはかなり難しいです!

 

「馬大頭」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 昆虫の名前です

ヒント➁ 「オ〇〇ン〇」全部で5文字です。

ヒント③ 同じ種類の昆虫の中ではかなり大型です。

 

これはまったく字と結び付かない昆虫なので、難問です。

 

「馬大頭」の読み方の正解は・・・・?

正解は、大型のトンボの「オニヤンマ」です!

 

オニヤンマは、成虫になると全長が12cm前後もある、かなり大型のトンボです。

羽も大きいことから、実際に見るとその大きさよりもかなり大きく見えます。

 

多くの生物と同様、オスよりもメスの方が大きく、その姿はまさにキングオブトンボ。

 

普通のトンボと同じく肉食で、ガやアブ、ハチなどの人間にとっての害虫を食べてくれる心強い虫でもあります。そのパワーから繰り出す噛む力は、人間でも咬まれると出血することもあるとか!

 

捕まえる際には十分注意しましょう。

2つ目の漢字は「糸瓜」です!

難読漢字クイズのお時間です。

今回ご紹介するのは「糸瓜」という漢字。

実はそのまま「いとうり」と読んでも正解ではあるのですが、もうひとつのより一般的な方の読み方を考えてみてください。

いかがでしょうか?

「糸瓜」の読み方のヒントは?

「瓜」という漢字が入っていることから、瓜の仲間なのではないかと考えた方も多いかもしれません。

その推理は当たっていますよ。

ただ、問題はここから。

一口に瓜といってもたくさんの種類がありますからね。

「糸瓜」は茹でて食べることができますが、乾燥させてタワシとして使うほうが身近かも知れません。

小さい頃に育てたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

へちま

でした!

腐らせて乾燥させればタワシになりますし、茎からは化粧水として使える「ヘチマ水」がとれます。

日常生活の食以外の部分にここまで浸透している植物だと思うと、なんとも興味深いですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「副える」です!

「副」という漢字は、主役に付き添ったり、助けたりする、そんな意味がありますよね。

 

副リーダー、副校長、副委員長・・・など。

 

主役じゃないけれど、この人がいないと始まらない。

そんな漢字の「副」ですが、これに送り仮名の「える」が付くと何と読むのでしょうか?

 

陰ながら重責をまっとうしている「副」に、今こそスポットライトを当てましょう!

 

「副える」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 意味は、漢字と同じ「主役を支える」、「主役と一緒にいる」です。

ヒント➁ 「つけ加わる」というような意味もあります。

ヒント③ 「〇える」の1文字です。

 

「副える」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「そえる」です!

 

「そえる」というと、「お供え(おそなえ)」という漢字の方が思い浮かびますが、主役を補佐するような意味合いを正しく伝えているのは「副える」ですね。

 

まさに主役に付き添って、いつもお供として傍らにいる、副リーダーや副校長などの言葉がぴったりです。

 

また、「副反応」や「副産物」という言葉からも分かるとおり、「副える」には「何かを付け加える」というニュアンスもありますので、覚えてしまいましょう!

4つ目の漢字は「蔓延る」です!

「蔓延る」

小説や、コロナ関連のニュースでも時々見かけるこの文字。

 

「蔓延」だと読めるけれど、

送り仮名がついていますよね。

 

あなたは正しく読めていますか?

 

「蔓延る」読み方のヒント!

 

「蔓延る」は、

実は、音読みにも訓読みにもない読ませ方をする難読漢字。

 

見慣れない「蔓」の文字は

訓読みだと「つる」と読み、

「つる草がのびて絡まっていく様子」という意味を持つ漢字です。

 

「蔓延る」もほぼ同じ意味を持っていて、

「雑草が蔓延る」など、

ちょっと面倒なものが広がってしまう、というニュアンスで使われます。

 

さて、読めるでしょうか?

 

「蔓延る」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「はびこる」

です!

 

もともとは先に書いたように

「草木などが繁茂する様子」を表した熟語です。

 

それが転じて現在は、

よくないものの勢力が強まり、広がっていく様子を表す言葉として知られています。

 

「疫病が蔓延る」「悪が蔓延る」

といった、ネガティブな文章で使われることが多いです。

 

ちなみに「蔓延」は、

「まんえん」と読みます。

 

すっかりおなじみになってしまった

「まん防」の正式名称、

「まん延防止等重点措置」にも使われています。

 

「蔓」は、漢字検定だと準1級に相当する漢字であるため、

ひらがなで書かれることも多い漢字です。

 

それだけ難しい漢字かつ、

「蔓延る」は独自の読ませ方をする難読漢字。

 

もし正解できた方は自信を持ってください!

読めなかった方もぜひ覚えて、明日からは堂々と使いましょう!

5つ目の漢字は「忌々しい」です!

「忌々しい」と書いて、なんと読むか分かりますか?

読み方はわからなくても、聞いた事、使った事はあると思います。

よく似た言葉は「目の上のタンコブ」ですかね?

さて、「忌々しい」と書いてなんと読むでしょうか?

「忌々しい」読み方のヒントは?

非常に腹が立つ、癇に障る、不吉、縁起が悪いなど、あまりいい意味では使われていません。

けど、イライラしてしまう事もありますよね。

どう頑張っても叶わない人の事を「忌々しい奴だ……」なんて思ったり。

何をしてもうまくいかない時、忌々しい気分になったり。

同じ、「忌々しい」と書いて(ゆゆしい)と読んだりもしますが、そちらは放置しておくと後で問題が大きくなりそうで見過ごすことができないという意味で使います。

「忌々しい」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇しい」です!

この忌々しいやつめ!

なんて使ったりもします!?

さあ、なんと読むかわかりましたか?

「忌々しい」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「いまいましい」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!