漢字読み講座

「約まる」「白鼻心」「魁傑」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「約まる」「白鼻心」「魁傑」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「約まる」

「やくまる」と読んでしまいたくなるこの漢字、それでは意味が分からないですよね・・・

「約」という漢字は、下のような意味を持っています。

  1. およそ
  2. 互いに取り決めをする。
  3. 縮める。引き締める。
  4. 共通の数で割る。
  5. 費用を控えめにする。節約する。

「約〇分煮込む」とか、「約〇㎞走った」とか・・・-

普段は「①およそ」という意味で使われているのではないでしょうか?

そ他にも②の意味の「条約」や③の意味の「要約」、④の意味の「公約数」や⑤の意味の「倹約」など。

「約」という漢字は生活に根ざした文字だと言えますね。

「約まる」もぜひ読めるようになりたいもの・・・!

「約まる」の読み方のヒントは・・・?

  1. 「やくまる」ではありませんが、ひらがな2文字で「〇〇まる」と読みます。
  2. 「約まるところ」という言い方で、「要約すると・つまり」という意味に使われます。
  3. 古語では「ちぢまる・集まる」という意味で使われていました。

・・・さあ、分かりましたか?

「約まる」の読み方の答えは・・・?

「約まる」の読み方の答えは、「つづまる」でした!

あまり聞きなれない言葉ですよね。

「約まるところ、今回の契約は見送りたい」「約まるところ、彼は彼女が忘れられないんだ」など、「要約すると・つまり」の類義語として使われます。

たくさんの意味をもつ漢字、「約」。

「約まる」もこれでマスターですね!

2問目はこの漢字!「白鼻心」

「白鼻心」って何て読むか分かりますか?

 

(しろはなしん)ではありません。

動物の名前を考えていくとわかるのではないでしょうか。

 

そのまま読めば、正解に近づきます!

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「白鼻心」の読み方のヒントは?

 

ヒント①:ネコの仲間です

 

ヒント②:果物を好みます

 

ヒント③:夜行性で木登りが得意です

 

ヒント④:額から鼻の先まで白い筋があります

 

何と読むか分かりましたか?

 

「白鼻心」の読み方、正解は……

正解は……

 

「ハクビシン」

 

です!

 

ハクビシンは外来種だとされていますが、江戸時代に「雷獣」と呼ばれていたのがハクビシンとする説もあり、実は在来種なのではないかと考える人もいるようです。

 

ネコやタヌキは4本指ですが、ハクビシンは5本指ありますので、足跡に特徴があります。

 

近年ではハクビシンによる生活環境被害が多発しているようです。

屋根裏や床下に住みつき、夜な夜な走り回って騒音を出したりしています。

ですが、ハクビシンを見つけても、勝手に捕まえたりすると違法行為になります。

駆除が必要な人は専門業者にお願いしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

最後はこの漢字!「魁傑」

「魁傑」

この漢字、何と読むかわかりますか?

黒いダイヤとして知られる魁傑 將晃さんファンの人は、

すぐにわかったかもしれませんね。

読み方がわからなかったあなたは、

下記で発表する正解と解説を参考にしてください。

「魁傑」の読み方のヒントはコレ!

「魁傑」の読み方のヒントは、下記の通りです。

  • ヒント1:「体躯がずば抜けて大きく優れている人」
  • ヒント2:「すばらしく立派な人物」

そろそろわかりましたか?

「魁傑」の読み方!正解は…?

「魁傑」の読み方、正解は……

「かいけつ」です!

  • 「体躯がずば抜けて大きく優れている人」
  • 「すばらしく立派な人物」

「魁傑」の意味は上の通りで、人物名に使われることもある言葉です。

ちなみに、「魁傑」は

  • 魁…「大きい」「すぐれる」「かしら」「頭領」
  • 傑…「すぐれている」「抜きん出る」「まさる」

それぞれ同じ意味の漢字を重ねた単語です。

漢検を受験する予定の人は覚えておくといいでしょう。

「魁傑」の同訓異字は?

「魁傑」と同じ読み方をする漢字に「怪傑」があります。

こちらは「この上なくすぐれた能力のある、不思議な人」という意味です。

「怪傑ズバット」や「怪傑ゾロリ」など、

アニメのタイトルで使用されている言葉ですので、

イメージしやすいのではないでしょうか。

なお、「魁傑」と「怪傑」、どちらを使用すればいいのか迷ったときは、

  • 身体が大きく、特別にすぐれている人について表現するときは「魁傑」
  • すぐれた能力と不思議な魅力を持つ人について表現するときは「怪傑」

このように使い分けるといいでしょう。

まとめ

「魁傑」は「かいけつ」と読み、

「体躯がずば抜けて大きく優れている人」
「すばらしく立派な人物」という意味を持つ単語です。

黒いダイヤや怪傑黒頭巾、クリーン大関といった異名で親しまれた

魁傑 將晃さんが四股名として使っていた言葉ですので、

なじみ深く感じる人もいるのではないでしょうか。

少し難しい漢字ですが、褒め言葉の1つとして覚えておくと便利です。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!