漢字読み講座

「曖昧」「肱」「赫灼」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「曖昧」「肱」「赫灼」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「曖昧」

曖昧」と書いて、なんと読むか分かりますか?

だれでも、曖昧な気持ちが心地よい時があります。

わざと曖昧な返事をしてその場をやり過ごすこともあるでしょう。

普段から口に出している言葉だと思いますが、読む、書くとなればどうでしょうか?

さて、「曖昧」と書いてなんと読むでしょうか?

「曖昧」読み方のヒントは?

「曖昧」とは、態度や物事がはっきりせず、どちらにも取れるような事という意味です。

愛の左に日と書いて「曖」という漢字は、日がかげる、おおう、覆い隠すなどの意味があります。

未の左に日と書いて「昧」と書くと、薄暗い、はっきりしない、あやふやという意味があります。

ハッキリしなければいけない時に曖昧な答えだと、言われる方は腹が立ちますが、ハッキリさせない方がいい事も多々ありますよね。

どちらがいいかはわかりませんが、曖昧さは性格が大きく関係してくるでしょう。

「曖昧」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「曖昧」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あいまい」

です!

 

何がいいのか分からない時は、とりあえず曖昧な返事をしていませんか?

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「肱」

「肱」って何て読むかわかりますか?

(ひろい)ではありません。

 

左の「月」(にくづき)から分かるように、体の一部を表しています。

 

さて、何と読むのでしょうか?

 

「肱」の読み方のヒントは?

  1. 平仮名で2文字です。”〇〇”
  2. 体の上半身についています。
  3. 椅子にコレを置く場所がついているものもあります。

 

さあ、何と読むか分かりましたか?

 

「肱」の読み方、正解は……

正解は……

 

「ひじ」

 

です。

 

「肘」「臂」とも書きます。

上腕と前腕を繋ぐ部分のことです。

足の「膝」に対応するところとも言えます。

 

「肱」を使ったことわざを紹介します。

「三度肱を折って良医となる」です。

何度も自分の肱を折るような苦痛を体験してようやく一人前の医者になれることを表しています。

簡単に良い医者にはなれないという意味です。

 

他にも「曲肱の楽しみ」(きょっこうのたのしみ)という言葉もあります。

意味は「肱を曲げて枕にするほど貧しい生活の中で見つけた楽しみ」です。

 

貧しい生活の中でも楽しみを見つけて暮らすことが出来れば、案外楽しいものなのかもしれません。

 

今の生活の中で、楽しいと思えることを大事にして生きていきたいですね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

最後はこの漢字!「赫灼」

「赫灼」の読み方をご存じですか?

「灼」は「灼熱」という言葉を見かけることがありますが「赫」はあまり見かけませんね。

いったい何と読むのでしょうか?

「赫灼」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○しゃく」の5文字
  2. 読みです
  3. とあるアニメでも使われた言葉です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「赫灼」の読み方、正解は・・・


正解は

「かくしゃく」

です!

「赫」は「赤」という漢字が二つ並んでいるので「あかい」という意味がありますが「あかるい」「かがやく」「あつい」という意味もあります。

「灼」は「やく」「あきらか」「光りかがやくさま」という意味があり「赫灼」は「光り輝いて明るいさま」をあらわしています。

太陽の光が強い時に使われることが多いですが、表情や目の輝きをあらわすこともあります。

「赫灼の子」

「赫灼」を見た時「赫灼の子」という言葉を思い出した方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎が刀鍛冶の鋼鐵塚さんに会った時、そう呼ばれました。髪と目の色が赤みがかっており、火仕事をする家では縁起がいいと言われている、とのことです。ここでは「あかい」という意味が強調されています。

この設定は「鬼滅の刃」オリジナルと思われますが、言われた当時は駆け出しだった炭治郎が実は光り輝く存在であるということを暗に示していたのかもしれませんね。

難しい読み方ですが「赫灼の子」と一緒に「赫灼」の読み方も是非覚えてくださいね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!