漢字読み講座

【難読漢字】「罫紙」の読み方は?文房具屋さんで見かける言葉です!

「罫紙」の読み方をご存じですか?

「罫」という漢字はノートなどに書いてあるのを見かけることがあるかもしれません。

いったい何と読むのでしょうか?

「罫紙」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○し」の3文字
  2. 音読みです
  3. 文房具屋さんにある商品名です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「罫紙」の読み方、正解は・・・


正解は

「けいし」

です!

「罫」は「文字をまっすぐに書くために引いた線」や「格子(こうし)形の線」を意味する漢字です。表計算ソフトで「罫線(けいせん)」という言葉を使うことがありますが、こちらは格子形の線をあらわしています。

「罫紙」はあらかじめ一定間隔で線を引いてある紙のことで、文房具屋さんに行くと見かけることがあると思います。

「罫紙」もう一つの読み方

現代では「けいし」と読むことがほとんどですが、明治時代の小説などでは「けがみ」と読んでいることがあります。ただ、「罫」には「ケイ」という読み方しかありません。かんむりが無い「卦」だと「八卦(はっけ)」のように「ケ」という読み方があるのですが、「罫」には無いのです。何故「けがみ」という読み方になったのでしょうか?

元々は「けいがみ」と言われていたものが、言いやすくするために「い」が省略されたと言われています。これは「音韻脱落」と言われます。「河(かわ)」と「原(はら)」を合わせた「河原」が「かわら」と読まれることがあるのと同じ現象です。

文房具屋さんなどで「罫紙」を見かけたら、2つの読み方を是非思い出してくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。