「厩」の読み方をご存じですか?
「厠」や「厨」にも似ていますが、違う漢字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「厩」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「う○○」の3文字
- 訓読みです
- 「馬屋」とも書きます
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「厩」の読み方、正解は・・・
正解は
「うまや」
です!
「馬屋」と同じ意味であるからわかるように「馬(時には牛)」を飼っておく小屋のことです。
音読みだと「キュウ」と読み、「厩舎(きゅうしゃ・馬を飼う小屋)」「厩務員(きゅうむいん・馬の世話をする人)」という使い方もあります。
「厩」と「駅」
馬はかつて重要な移動手段であり、通信手段でもありました。
平城京や平安京には大きな厩があり、馬を支配する役所として「左馬寮」「右馬寮」が置かれていたと言われています。
また、当時の「駅」は文書を運ぶ使者(駅使)が馬を乗り継ぐための場所として、駅路の沿線に約16キロメートルごとに設置されていました。「駅」の部首が馬へんなのは、意味を考えれば納得ですね。
そういう意味では「駅」も馬を飼うところですが、駅使に宿や食糧も提供していたという意味では「厩」とは異なりますが、「駅」「駅家」を「うまや」と読むこともあるそうです。
今では交通手段としては使われなくなった馬ですが、「厩」の読み方は是非覚えておいてくださいね。