漢字読み講座

【あなたは読める?】「無為」ってなんて読む?「ないため」ではなく正解は……

無為

「無為って、なんて読むのかな?」

「無為」という漢字には、なじみがない方もいますよね。なんと読むのか、まったく見当がつかない方もいるでしょう。

あまり見たことがないこの漢字は、一体なんと読むのでしょうか?

「無為」読み方のヒントは?

  1. 無為には読み方が2つあります。
  2. 対義語は「有為」です。
  3. 仏教用語として使われることもある言葉です。

上記のヒントをもとに、正解を考えてみてください。

「無為」の読み方、正解は……

正解

気になる正解は……

 

「むい」「ぶい」

 

です!

「無為」は基本的には「むい」と読みますが、まれに「ぶい」と読むこともあります。 

無為とは、次のような意味を持つ言葉です。

  1. 自然のままで何も行為や作用を加えないこと
  2. 何もしないで時間を無駄に過ごすこと

また、仏教では、「不正不滅の存在」という意味があります。人為的に作られたものではない、生じることも消滅することもないもののことを指します。

どちらかというと、日常会話より文章で使われることが多い言葉と言えるでしょう。

無為という言葉は、

「この庭園は、無為の美学を持って設計されており、自然そのものを楽しめる」

「せっかくのゴールデンウイークを、無為に過ごしてしまった」

のように使用されます。

今回は、「無為」の読み方について解説しました。

「無為」は読みにくい漢字ですが、この機会に読み方を覚えてしまうのもいいでしょう。

ここで習得した漢字の知識を、ぜひ日常生活に生かしてくださいね!

ABOUT ME
樋口 春
読書が好きなライター。変わった漢字や言い回しを調べるのも好きです。漢字検定準2級を取得しています。どうぞよろしくお願いいたします!