今回の難読漢字は「面目玉」「東障子」「海鼠腸」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「面目玉」
「面目玉」の読み方をご存じでしょうか?
「こんな言葉は知らない」という人も、少し考えたら何となく読み方が想像できるかもしれませんよ。
欧米人は口元で人の表情を判断しますが、日本人は目で判断すると聞いたことがあります。
それだけに「目」は日本人にとって非常に重要なパーツになっているようです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「面目玉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
- 「面目」と意味は同じ
- 「面目玉を踏みつぶす」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「面目玉」の読み方!正解は!?
正解は「めんぼくだま」または「めんもくだま」です!
「面目玉(めんぼくだま/めんもくだま)とは、「面目(めんもく)」と同じ意味で「世間や周囲に対する対面や立場」のこと。
ヒントで紹介したように、立場が踏みにじられた場合には「面目玉を踏みつぶす」という表現を使います。
ちなみに「面目」という言葉だと「面目丸つぶれ」などと言いますね。
逆に立場が守られた場合には「面目が立つ」と表現することもあります。
また「面目ない」は「世間に合わせる顔がない」という意味です。
2問目はこの漢字!「東障子」
「東障子」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方はそのまま「ひがししょうじ」と読んでしまったかも知れませんが、残念ながら間違いです。
でも実は、かなり惜しいとも言えますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
余裕のある方は、読み方と一緒に意味も考えて見てくださいね。
「東障子」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
- 建築に関係する言葉です
- 「障子」は「しょうじ」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「東障子」の読み方!正解は!?
正解は「あずましょうじ」です!
「東障子(あずましょうじ)」とは、障子の一部または全部に障子紙ではなくガラスやアクリル板をはめ込んだもののこと。
紙の障子のように色褪せたり破れたりすることがないため、手入れが楽なのがメリットです。
障子の種類には、冬の雪景色がきれいに見えるように下の部分をガラスにした「雪見障子」、家で飼っている猫が出入りできるように障子の下部が上下に開くようになった「猫間障子」のようにユニークなものもあります。
最後はこの漢字!「海鼠腸」
「海鼠腸」の読み方をご存じでしょうか?
「うみねずみちょう」と読むのはもちろん間違いですよ。
知らなかったらおそらくわからない、かなり意外な読み方が存在します。
一文字目が「海」なので、海に関係する言葉には違いないようですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「海鼠腸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「海鼠」の「腸」のこと
- 高級珍味のひとつ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「海鼠腸」の読み方!正解は!?
正解は「このわた」です!
「海鼠腸(このわた)」とは「海鼠(なまこ)」の「腸(わた)」を塩漬けにして熟成させたもの。
海鼠は「こ」と呼ばれることもあるため、その腸を「海鼠腸(このわた)」と呼ぶようになりました。
海鼠腸はなんと奈良時代から食されてきた、歴史ある珍味です。
現代では海鼠腸は驚くほど高価な逸品となり、なかなか口にできるものではないとか。
海鼠腸の産地は石川県で「能登、三河の海鼠腸、越前の雲丹、肥前の唐墨」といえば三大珍味とされてきたそうです。