こんにちは、DO-GEN編集部の高野(たかの)です。
「瞑想には危険性があるの?」
「瞑想が危険って言われているのはなぜ?」
「瞑想はどんな風に危険なのか知りたい。」
この記事を読まれているあなたは、上記のように思われているかもしれません。
瞑想の危険性について調べると、2chなどで危ない体験談が出てきて不安になりますよね。
そこで今回は、瞑想の危険性と危険に陥るタイプ・パターンについて伝えていきたいと思います。
目次
瞑想は危険なのか?
さて、早速ですが瞑想は危険なのでしょうか?
結論から言うと、危険ではありません。
やり方のパターン、やる人のタイプによって危険になる事はありますが、基本的に危険ではないです。
厚生労働省の提供するeJIMでも、瞑想の危険性については一般に健康な人が行う場合には安全であるとしています。
参考:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』瞑想
とはいっても、どう危険なのかは知っておいたほうが良いです。
ですので、瞑想の危険性とはどういったものなのかを次で紹介していきます。
瞑想の危険な症状2つ【禅病・魔境】
先ほどの通り、瞑想自体は危険ではありません。
ただ、瞑想に危険性があることは事実。
瞑想の危険な症状は、主に下記の2つです。
- 禅病
- 魔境
それぞれについて、詳しく解説していきましょう。
瞑想が危険な理由①:禅病になる
- 被害妄想
- 冷え・のぼせ
- 頭痛
- 皮膚の痛み
- 幻覚・幻聴
瞑想をする危険性として、禅病になる事が挙げられます。
禅病とは、誤った瞑想が原因でなる病気のこと。
主に、統合失調症や自律神経失調症のような症状が出ることが多いです。
禅病になったらすぐに瞑想を辞める必要があります。
瞑想が危険な理由②:魔境に入る
- 幻覚・幻聴
- 発熱・冷え
- 耳鳴り
- 感情のコントロールができない
瞑想をする危険性として、魔境に入ることが挙げられます。
魔境とは、精神バランスが崩れた状態のことを指します。
瞑想をして感覚が研ぎ澄まされすぎた・自己が肥大化しすぎた結果起こる症状だと言われています。
禅病と同じように、自律神経失調症のような状態になる事が多いです。
中国の有名な僧侶である「臨済」でさえも、魔境に陥らないための教えを弟子に説いています。
「瞑想により仏陀や如来が現れたときは(瞑想内のイメージの)槍で突き刺せ」
「仏見たなら仏を殺せ」
上記は、瞑想によって感覚が研ぎ澄まされ「自分はすごい」と自らを神格化しないための教えです。
臨済でさえもこのような教えを説くほどですから、かつては瞑想によって魔境に入ってしまう人が多かったということなのでしょう。
瞑想の危険性として、禅病になること、魔境に入ることを挙げました。
では、どんなパターンでどんな方が瞑想を行ったら上記のような症状に陥ってしまうのでしょうか。
これを知っておけば、危険を回避することができます。
瞑想の危険に陥るタイプやパターンを3つ紹介
ここまでは、瞑想をすることによって陥る可能性のある危険を紹介してきましたが、紹介してきた危険に陥るのはある条件に当てはまる場合のみになります。
その条件とは以下の3つ。
- 長時間行いすぎる
- 瞑想の効果を期待しすぎる
- スピリチュアルを信じている
詳しく説明していきます。
瞑想の危険に陥るタイプ・パターン①:長時間行いすぎる
瞑想を長時間行いすぎると、危険に陥る可能性があります。
瞑想とは、普段は意識していない“自らの心の核”に触れる行為だからです。
“自らの心の核”に触れる行為を長時間行うと、自分の体と外部が一体化していく感覚になり、その結果魔境陥ったり禅病になったりしかねません。
また、人間の心の中の仕組みは科学的に証明されている物ではないので、想像しえないことが起こる危険性もあります。
ですので、長時間の瞑想は避け、5~30分の瞑想を行うようにしてください。
瞑想の危険に陥るタイプ・パターン②:瞑想の効果を期待しすぎる
瞑想の効果を期待しすぎた状態で瞑想をすると、危険に陥る可能性があります。
瞑想にエゴが混ざってしまうからです。
例えば、瞑想をすることで太っているコンプレックスを解消したい、瞑想をした結果会社で偉くなりたい、などの思いが強いと危険です。
エゴが混ざった状態で瞑想をすると、瞑想中に自分のダメなところばかりに目が行ってひどく落ち込んだりコンプレックスが加速したりしてしまう可能性があります。
それが悪化すると禅病にかかったり魔境に入ったりしてしまうので、瞑想をするときは効果を期待しすぎないようにしてください。
瞑想の危険に陥るタイプ・パターン③:スピリチュアルを信じている
スピリチュアルを信じている方が瞑想を行うと、危険に陥ることがあります。
スピリチュアルを信じている方は、潜在的に神秘的な体験を求めていることがあるからです。
そういった方が瞑想を行い自らの心の核に触れると、「神秘的な体験をしたい」という潜在的な感情に気づき、瞑想中に大きな闇に包み込まれているように感じてしまいます。
そうして禅病や魔境の症状を感じるのです。
自らがスピリチュアルを信じていると自覚している方はまだ大丈夫ですが、自覚できていない方は特に危険に陥りやすいので、気をつけてください。
瞑想の危険性についてまとめ
- 瞑想の危険性は禅病と魔境
- 瞑想の危険性に陥りやすいのは以下の3パターン
- 長時間行いすぎる
- 瞑想の効果を期待しすぎる
- スピリチュアルを信じている
瞑想の危険性についてまとめると上記のようになりました。
本記事ではかなり怖いと感じるような危険を紹介してきましたが、よほどのことがない限り、瞑想を行っていて危険な目に合うことはまずありません。
集中力が上がる・自分に自信が持てる・ストレスが軽減するなどのメリットが多くあるので、瞑想をすること自体はかなりオススメです。
ただ、今回紹介した3パターンにはよく気を付けて瞑想を行うようにしてください。
そしてもしも危険な目に合ったらすぐに瞑想を中止し、しばらくは瞑想から離れるようにしましょう。
正しく瞑想を続けて、心のストレスから解放されたら毎日が楽しくなりそうですよね。
今回の記事を読んだことで、あなたの瞑想生活が素敵になることを祈っています。